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同じ負け方を繰り返すのは当たり前!ただ、大きく成長している部分もある

先週、我が娘は6週間振りの大会エントリ。結果は、Best 16 で終わりました・・・仕事があって観戦することはできませんでしたが、我妻からは刻々とスコア経過が携帯メールに入ってきます。

3-2 で娘のサービス・・・4-3 で娘のサービス・・・しかし、次のメールは・・・3-3 とか 4-4 といったスコアです。そうなんです。スコア的にはリードしてのサービスをキープできない状況が続きました!娘本人も「32 で自分のサービスがキープできなかったのが反省点」といった報告が入ります。

実は、娘にとって相手のサービスをブレイクした直後のサービスが大きな課題です!ちょっとキープしようと意識し過ぎているような気もしますが、それでもジュニアの時代からこの課題はいまだ大きいような気がしていますが・・・

ただ、これって・・・当たり前なんですよね(ある意味、自分に言い聞かせている!)。本ブログでも「同じ負け方を繰り返す・・・それでも辛抱!するっていうこと」という投稿記事を公開しています。濱浦貴光氏のブログを引用して、同じ負け方にどれだけ長く付き合うかがコーチや親の課題といった内容です。ここに再度掲載しておきます。

ジュニア選手のコーチや親の方から「・・・君はいつもこういう負け方をするのですが、どう思いますか?」と良く聞かれます。

ジュニアの時の負け方は「テニスを続けていく限り、何歳になっても常について回る」と考えています。あるレベルで克服する・・・しかし次のレベルで必ず同じ壁にぶち当たるの繰り返しだと思います。

常に注意を与えながらコーチも親も長~く「その選手らしい負け方に付き合う覚悟が必要です」そしてそれは、健全な事だと思うのです。その人の人間としての隠しようの無い素の部分が出ているということですから・・・。それを少しづつ時間をかけて克服していく事の繰り返しです。

これはジュニアだけではなく、(中略)ヒューイットやナルバン、はたまたナダルやフェデラー達でさえ負ける時には、いつも試合を近くで観ている人達からすると「またかよ・・・」っていう負け方が多いと思います。

(出典:「濱浦貴光 公式ブログ::・・・らしい戦い・・・」より)

上記を読み返しては、「きっと、まだまだ繰り返すんだろうな~」って考えたりして。しかし、上記の本ブログの投稿記事を読み返すと以下のような記述もある!

ここぞという場面で、「ボールを置きに行く」、「ディフェンシブなストロークでミスショット」、「えっ!どうしてそんなイージーなショットを・・・ミスするの・・・」の連続です。

我妻によれば・・・「ボールを置きに」いくことは激減!更には以前に比べてイージーミスが激減しているようです。ただ、コーチによれば「良い時」の時間が短い!これをこれから長くしていく必要がありそうです。また、本人は「ストロークが良くなってきたら、ゲームが単調になってしまっている」とのこと。まだまだ、成長の余地があるということでしょうか。まだまだ、これからと信じて・・・

トップスピンの練習方法

ストロークの改造が始まってどれ位の時間が経過したのでしょう・・・肩から始動して、体が回転・・・腕が出て最後のラケットが出てくる。最良の回転は、「トップスピン」という過程。練習中には、かなり様になってきましたが、まだまだ試合で緊張する場面になると、プッシュアウト(私が勝手にそう呼んでいますが、いわゆる手打ちです!)が多くなります。

まだまだ、トップスピンのかかり方が弱くて、ベースラインをはるかに超えていく・・・といった場面があります。トップスピン・・・まさに、そのトップスピンに関する投稿記事を発見しました。その投稿記事は、「濱浦貴光 公式ブログ::より速く、より高く・・・」ですが、練習の方法とトップスピンの理想が記述されていますので、ちょっと引用しておきますね。

現在のATPツアートッププロのラリー中のネットを超えるボールの弾道の高さは平均 80~90cm 以上です。(+フルスピードですよ)

彼らは平均 185cm を超える体格の持ち主ばかりですので、平均的な日本人の身長(175cm?)とは、打点の高さが違うので単純な比較は出来ませんが、それでもネットの上に 60cm くらいでロープを張ってフルスイングとフルスピードのボール(トップスピン)でボールを打つ練習をしてみて下さい。余程、下半身の力も使ってフルスイングしない限りボールはネットを超えてコート上には落ちてくれないでしょう。かなりキツい良い練習になります。

しかし、ネット上 60〜80cm 以上をフルスピードで通過した後、スピンにより急降下して更に大きく弾むボールというのは相手に対して非常に攻撃力のあるボールとなります。

女子だともうちょっと低くても良いのかもしれませんが、「山なり」のボールではなく、トップスピンです。トップスピンの場合、空気抵抗の影響で、ベースライン際で、ボールが「グイッ」と落ちるはずで、その点を表現しているんですよね。更に、ボールが「グイッ」と落ちた後、バウンドして今度は「グイッ」と跳ねるはず!日本特有のオムニコートでは確認しずらいかもしれませんが、それでもこうした感覚は重要です。

15歳、16歳でテニスの将来が決まる!?

とても興味深い投稿記事が、「濱浦貴光 公式ブログ::陽のあたらない時に・・・」に公開されています。流石ですね~正に表題の通りなのですが、15歳から16歳にかけて、どのようにテニスと向き合うかで、テニスの将来が決まる・・・そんな現実を垣間見ています。

15歳から16歳となると、日本では、中学3年生から高校1年生という時期。テニスで高校進学をするか、一般受験にするか、はたまた通信制の高校に所属しながらテニスをするのか・・・選択肢が沢山あります。しかし、私が注目したいのは、この時期に「テニスをそろそろやめよう」と考えるジュニア選手も多い、ということです。残念ですが、これは私が直面する現実のようです。

高校入学前は、我が娘よりもはるかにランキングが上のジュニア選手が「テニスの限界が解ったような気がする・・・」と発言して、テニスから身を引いていく。そんなジュニア選手が多い。ちょっと上記の投稿記事を引用してみましょう。

脚光を浴びる14歳以下の後の移行期に、どれだけ練習を積んで18歳以下の大会へ備える事が出来るのか?この15歳〜16歳の時期が実は選手の後年のキャリアの方向を決める大切な時期となります。

(中略)

とても悲しい事ですが、14歳以下で優秀であった選手の半数以上がこの時期に脱落して行きます。えっ!と思われるかもしれませんが、生き残る選手の鍵を握るのは単純にその選手のテニスへの愛情です。

もうこれですね・・・まさにその通りといった感じです!我が娘、テニスに対する愛情だけは、「どうして?」と聞きたくなるのですが、まだまだその愛情が失せていないようです。

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トッププロと三流プロを分けるもの

ほとんど全てのブログ投稿記事を拝読しさせて頂いている濱浦貴光氏公式ブログ。ドイツ在住ということから、日本テニス界に海外という視点からいろいろと警鐘を鳴らしてくれている、と私は感じているのですが、他の読者の方はどう考えているのでしょうか・・・「そんなこと言ったって・・・」と横を見ているといつまで経っても、向上はありません(なんて、また大口を叩きますが・・・)

「濱浦貴光 公式ブログ::書きたい事はあるけれど・・・」は、プロテニスプレーヤに限らず、多くの方々が参考できる内容です。ちょっと引用してみましょう。

トッププロと三流プロを分けるのは(最も差がつくのは)コートの外での時間の過ごし方だと思います。そこには価値観も含めた人間性のレベルがはっきりと表れますし、そのまま試合でのパフォーマンスに繋がります。

ツアープロと言うのは、ツアーそのものが生活になっていく訳ですから、オンコートのみが生活の中心ではなく、オンコートも全体の中の枝葉の一部だと言う気がします。

「試合」が特別な出来事ではなく、生活の枝葉になる必要がある!「生活」するなかで、人間性を磨かなくては、結果として試合で勝てるようにはならない、ということでしょう。正に、私が考えていること!プロとは、そうした世界だと考えているわけです。

私は、コンサルタントですが、10年以上、私と共にコンサルタント業をやっている若い(といっても、既に中年の部類の連中が多い・・・)コンサルタントは、「明日、海外出張してくれ」と要求したら、直ぐに行けるような準備をしておけ、と教えており、それを忠実に実行できるコンサルタントは、やっぱり「できる」連中です。既に、国内も海外も関係なく、生活の一部になっている!何をしなければいけないかを自覚している・・・そして、周囲への気配りもできる。

プロとは、どこの世界でもやっぱりそうしたことだろうと感じています。

父親と娘、ウォズニアッキ選手は練習内容を試合で試してレベルアップする!

キャロライン・ウォズニアッキ選手に関しては、本ブログでも多くのことを記述しています。当然、私見というよりは、情報としてネットで公開されている内容を引用しながらではあるのですが。

そして、本投稿記事でも!「濱浦貴光 公式ブログ::落とし穴・・・?」に、興味深い内容が記述されていますので引用しておきましょう。何といっても、濱浦氏が語っているのですが、取り上げるしかない!

実際のプレーを見ていて彼女のプレーレベルは常にレベルアップしているなと感じます。(具体的にはネットプレーやドロップショット等です。フォアも良くなって来ています)

そのレベルアップの仕方が良いと思います。練習で試している事を試合の中で「自分のゲームを完全に崩さない範囲」で上手く試しています。故に試合毎に主に試合の序盤で若干のバラツキがあったりするのですが、とてもポジティブなレベルアップの仕方だと感じます。(特に彼女のランキングでは至難の業でしょう)

これは、お父さんのコーチングの賜物です。彼女はお父さんが立てる戦略を非常に高いレベルで忠実に実行している様に感じます。そして、お父さんは長期のタームで彼女のプレーのレベルアップを考えていると思います。(世の中の多くのお父さんコーチと違って机上の空論タイプではありません)

ガ~ン!私は「机上の空論」ですから・・・「世の中の多くのお父さん」の一人になりますね・・・何といってもテニスに関しては素人の私だし、ブログは書くけど、ほとんど自己満足の世界だし。反省しなければ・・・濱浦氏の投稿記事は続きます。

(中略)過去に多くの選手が「あれが足りない、これが足りない」という批判に晒され自分のプレーを見失う落とし穴に落ちて行ったと思います。

彼女の場合は、今のお父さんとの関係が続いている限りは落とし穴に入ってしまう可能性は少ないという気がしています。決して排他的すぎる(笑)お父さんでは無く、周囲の良い意見は受け入れる頭の良さも持ち合わせている事も彼女には好影響なのでしょう。

上記は、ちょっとした救いの手を私に感じさせてくれます。私は、決して「排他的」ではないはずだし、周囲の良い意見は、積極的に取り入れていると信じているし。だからこそ、こうしてブログをせっせと公開しているし・・・と考えていたりして。

ウォズニアッキ選手は、他のプロ選手と違って、「これがウィンニングパターン」といった型がありません。また、グランドスラムでの優勝もありません。それ故に、現在のランキング(WTA No.1)に不平を述べる方々もいらっしゃる。それでも、やはり、現状の世界 No.1 ですから、我々が何かを学ぼうとすることは重要なことだと信じています。

メールの内容でテニス選手の実力が解る!?

インターネットは、既に生活に必要なもの・・・今回の震災でも、その重要性が謳われています。私個人としては、何年も同じようなことを投稿記事にしていますが、再度、「日本テニス界」は、ネット利用という部分において、悲劇的に発展途上です。

20110410_first_email以前、「ITF Junior」のエントリーをネットで済ませたのですが、日本テニス協会から「会費が支払われていないので、エントリーできません」と主張されたことがありました。そんなことは無いんです!ネット上には、支払済み、となっていますから。どうやら、日本テニス協会への登録名と ITF への登録名が違っていたため、日本テニス協会が認識できなかったのが原因だと解りましたが・・・つまり、ITF のシステムは、日本テニス協会のシステムとは完全に切り離されているし、また、独立していて、ITF の登録を知る余地も無い、といったところでしょうか。

更に、日本テニス協会から、「日本の登録名をローマ字表記で ITF も登録して下さい。ITF の方の変更をして頂かないと今後、日本の大会にエントリーできません・・・」とまるで脅しのようなコメントでした。我が娘、実は、日本名とアメリカ名があり、ITF は、アメリカ名での登録にしていたんですよね・・・それでも、苗字で解るだろうに・・・

登録変更は・・・当然、日本テニス協会が実施してくれるはずも無く、「ITF のイギリス本部へ手紙を書いて下さい」とのこと。これにはビックリ!修正までには、数週間かかるというのです。「このネット時代、そんなはずがあるはずが無い!」と思い立って、私、ITF 宛に電子メールで登録名の変更依頼をしたのですが・・・何と!メール送信後、3時間も経たないうちに「変更完了しました」とのメールを着信。これが決定的に日本テニスをネットに関する発展途上と叫ぶ理由です。

ちょっと前置きが長くなりましたが、常日頃から、「メールの返信が遅い連中は、仕事もできない・・・」と若いコンサルタントには主張していて、数時間で返信があり、休日でもメールに応答があるようになるまで数年掛かりましたが、それでも、この「メールすら返信が遅い連中」に関しての考え方は変わっていません。すると・・・

出ました!まったく同様のことを投稿記事で公開されているコーチが!濱浦コーチです。もう嬉しいですね~これで、私の勝手な考え方ではなさそうです。また、引用させて頂きましょう。その投稿記事は、「濱浦貴光 公式ブログ::レスポンス・・・」です。

本格的なシーズンインを控えて、先週辺りから選手、親、コーチ、エージェント、各国協会・・・ゴチャゴチャとメールが飛び交っています。(中略)選手も大概において世界のトップ選手程、レスが早くて短い文章でも必要な情報(こちらが求めている)を充分に与えてくれます。

もう、上記の記述だけでも十分です!メールのレスポンス(返信の早さ)や内容によって、選手の実力が解ってしまう、といっていると思われます。投稿記事は、更に続きます。

ボールを打つのは上手いのに今ひとつ成績が上がらない選手の中には、レスもコンスタントではなく内容も一方通行であるケースが多いです。コーチも同じです。やはり良い仕事をしていると感じるコーチはやはりマメですし、早く正確な情報を与えてくれます。

私ですら、ここまで断言したことはありませんが、テニスのコーチが、ここまで言うのですから間違いは無いのでしょう。私の部下であるコンサルタントも同様のことが言える。だらだらと長いメールほど趣旨が無かったり、レスポンスが遅いコンサルタントは、仕事も遅い。上記の投稿記事は、まだまだ続きますよ。

ネットに頼ったコミニュケーションの賛否はありますが、世界を舞台(地理的、時差の問題)に戦う選手やコーチにとっては、インターネットを利用したコミニュケーションは必須です。

(中略)

この一見テニスとは全く関係のない、レスポンスのスピードにおいて日本のテニス界と世界のテニス界では大きな差がある事は間違い無いと私の経験上からは断言出来ます。今のレスのテンポでは計画性もへったくれも無いだろう。(もちろん全員が・・・とは言いませんよ。重要性に気がついてる人もいると思います)

もうわくわくしますね!私だけではない・・・私もコンサルタントという職業柄、世界を舞台にしていますが、海外へいくととたんに連絡してこないコンサルタントいる。「海外なんで・・・」とまったく理解不能な説明。テニスも同様でしょう。特に、国から国へ移動しなければならないテニスプレーヤやコーチにとって、コミュニケーションの生命線であるはずです、ネットは。使いこなせていなければ論外です。

当然、ウェブへアクセスできることが最低条件ですが、メールですら濱浦コーチが指摘しているように、「メールのレスポンスや内容で選手の実力が解る」ともいえるでしょうね・・・

プライベートレッスンはファッション!?

本ブログでは、頻繁に引用させて頂いている濱浦貴光氏のブログ。グローバルでの視点は、日本テニスにも手厳しい内容が多く、私個人としては、とても参考になります。

そんな濱浦氏の公開された投稿記事、「濱浦貴光 公式ブログ::ファッション・・・」は、とても興味深い内容です。ちょっと辛口ですが、コーチへの、そして我々親へのメッセージとして、しっかりと把握する必要がある内容だと考えます。ちょっと引用しながら理解していきます。

「殆どのコートがマンツーマンのプライベートレッスンかヒッティングパートナーとの練習です」という始まりです。そして指摘される内容は、かなりショッキングです。

私は朝から入れ替わり立ち代わりで、選手、親、コーチと面談して行く訳ですが、とにかく目先の結果しか考えていない。コーチングも5年先〜10年先の事より、昨日の結果と明日の結果しか頭に無い事が明白に感じられます。

勘違いしている若いコーチ達も悪いが、何と言っても親が悪い。「OO君もOOちゃんもプライベートコーチを付けているから・・・」って感じで、子供達の将来に必要な事より見栄や殆どファッション感覚でコーチを雇っています。ただし、費用は安く浮かしたいので殆どが若いコーチになります。(傾向として人の話を聞かない)

我が娘、最初に今のコーチと出会ったとき、戦跡の話をしたら、途中で話をさえぎられ、「この先、最低でも10年はテニスできるよね。今、テニス始めたばっかりでしょ」と指摘されました・・・既にそうした先を見ていたのかもしれませんが、目先に結果はほとんど気にしない・・・というよりも、過去の戦跡もまったく気にしていませんでした。これには、本当に助かった!ファッション感覚ではなかったのですが、目先の結果にとらわれていたのは、結局は我々親だった、ということを気が付かせてくれたのでした。

濱浦氏のブログは、更に続きます。

プライベートにはもちろん良い部分もあるのですが、クラブやアカデミーのように、担当のコーチが他のコーチから意見(セカンドオピニオン)を聞くという機会が凄く減ってしまうので、長期的に(5年〜10年単位)にはジュニア選手にとってはマイナス面も少なくないと思います。

なるほど・・・上記のような考え方もあるのですね!まだ、上記のような弊害はまったくその気配すらありませんし、まだまだこれからと感じていますので、上記は、頭の片隅においておきたいと思いますが、決して忘れないようにした方が良いのかもしれません。

マネージメントとは・・・

先日公開された「濱浦貴光 公式ブログ::選手を育てるマネージメント」という投稿記事。とても興味深く拝読しました。「選手を育てるマネージメント」と何やらとっても響きが良い、少なくとも私にとっては。

ただ、「マネージメント」という言葉は、いろいろと誤解をされることもしばしば!「マネージメントされる・・・」と聞くと、直ぐに「自由が無くなる」と理解される方も多いのには、ちょっとビックリしますが・・・ただ、英語の「Management」が日本語では、「管理」と訳すことが多く、この管理という言葉は、Management の他に Control や Administration なんかもありますからしょうがないのですが・・・

ということで、ちょっとだけ「マネージメント」のお話を・・・何といっても、私の本職もマネージメントを教えることなので。

私の場合、「マネージメント」とは、「PDCA サイクル」をまわすこと、と定義しています。いわゆる「管理サイクル」とか言われているものです。簡単に説明すると、「計画する(Plan)」、「計画を実行する(Do)」、「実行した結果を確認・分析する(Check)」、そして、「計画を修正する(Act)」という手順を繰り返すこと」ということになります。それぞれの頭文字をとって、PDCA といって、この手順を終わりることなく繰り返すので「PDCA サイクル」というんです。これは、アメリカのエドワード・デミングという人が、日本に持ち込んだんです。

更に、この「マネージメント」は、日本では特に、経営資源に対して実行することを推奨します。つまり、経営資源とは「ひと・もの・かね」が原則ですから、この経営資源それぞれに対して PDCA サイクルをまわせ、ということになります。これって、ビジネスの世界だけではありませんね、活用できるのは。

上記から考えると、テニスの世界はどうでしょう・・・例えば、上記でリンクさせていただいた投稿記事で、「選手を育てるマネージメント」とタイトルから、私としては、「選手育成のための計画がある(Plan)」、「計画を実行する(Do)」 、「実行した結果を確認・分析する(Check)」そして「計画を修正する(Act)」ということになりますが・・・まずは、「選手育成のための計画」を観たことがない!

計画は、通常、我々の世界では、長期(5年)、中期(3年)、短期(1年)の3種類を推奨していますが、最低限必要と考える短期計画すら立案していることは少ないのではないでしょうか。また、計画とは、目標とその目標を達成するために何が必要かを明記する必要がありますが、目標はあるが、その達成のために、何が必要かを明記されていること無い・・・つまり、マネージメントなんてまったくやっていないに等しいわけですね。

まっ、大企業でもそうしたマネージメントができるような企業が少ないのですから、テニスというニッチな世界では、もっと難しいのかもしれませんね・・・

日本人プレーヤが世界で戦うための必須事項と攻める勇気・・・

千葉県は、既に「千葉県ジュニアテニス大会」の日程が発表になりました。多分、ほとんどのジュニアが、この大会を目指して日夜練習に励んでいると思われますが、我が娘も毎年この大会を最重要視しています。いわずと知れた関東大会、全国大会へと続く大会で、今年で娘にとっては、最後のチャンスとなりました(ジュニアの大会としては、本当にこれが最後になります)。

ところで、1月4日に公開された投稿記事、「濱浦貴光 公式ブログ::好球必打・・・」は、素晴らしい内容です。ちょっと気になっている部分を引用しておきます。

男子14歳以下辺りを続けてスカウトしていると、近年の一つの傾向としてこの年代で既にビッグサーブ&ガンガン打ちまくるストロークの持ち主が、そのままシニアでも強くなるケースは殆ど無い事に気がついてきます。

これは、男子に限らず、女子も同じだろうと想像できます。上記のように、ビックサーブでガンガン打ちまくって勝利を重ねると、そうしたテニススタイルを変えることも怖くなってしまいますよね、きっと。全面的に合意できる内容、と感じています。重要な内容は、更に続きます。

自分よりもフィジカルで勝る相手と闘う際のプレーの幅が、ツアー入り後の難しい時期をクリアーして行く上で重要になってくると考えます。(ジュニア時代にパワーに頼る選手はこの期間に苦しみやすいです)

日本人の場合、ほとんどの選手が世界とフィジカルな面で劣勢です。これは、解決策が無い宿命と考えた方がいいと感じています。特に、パワーでは、どんなに頑張っても、日本人が海外に追い付けることはほとんど無い、と考えて良いでしょう。ただ、そうした日本人に勝機が無いわけでありません。それを濱浦氏も指摘しています。

いかにカウンター主体のテニスであっても、ここぞ!という場面では、迷わず攻める勇気とチャンスを見逃さないセンスを持っている事も将来強くなる選手の絶対条件です。(14歳位でプレーに現れる。それより低年齢の場合は、ただの怖いもの知らずの場合有り)

(中略)

絶対的にミスが少ない事、相手にミスをさせるべくプレーに変化を付ける事(ミスを待つでは無い)、前述の通り攻める勇気とチャンスを見逃さない事は絶対必要です。

身に染みますね~海外在住で、海外から日本を眺めている日本人コーチの言葉ですから・・・以前、娘の担当コーチから、「元々、打てるのに打たない感じがありましたので、打てない訳ではありません。打つ勇気がないだけ」と指摘され、その解決方法として、更なる練習が必要との指摘を受けたことがありますが、更に試合をもっと経験すること・・・との指摘も受けています。

重要な試合まで残り僅か・・・「攻める勇気」が娘に備わることを期待して・・・

世界で戦うコーチに必要な「オーガナイズ能力」とは・・・

世界を常に視野に入れていないと決して公開できない情報・・・そんな情報をいつも提供して頂けるコーチ、濱浦貴光氏がまた素晴らしい内容を公開してくれました。ちょっと投稿記事からでは、私のような素人には理解が難しいところもあったので、コメント欄に質問をすると・・・これまた素晴らしい回答を頂きましたので、ちょっと自分用に引用。

上記の投稿記事は、「濱浦貴光 公式ブログ::大阪スーパージュニアを終えて、、、」です。先日終了した「世界スパージュニア」を評して、ジュニアの内容というよりも、選手に同行しているコーチに関する内容です。

今大会で強く印象に残ったのは、優勝した内山君と彼を支えるMTSの増田コーチ、原田コーチ、トレーナーの坂口さんの仕事ぶりです。

オンコートでの指導力の高さは勿論ですが、このチームにはオーガナイズ能力というこれまでの日本のテニスに最も欠けている部分が機能している様に思いました。

(中略)
オンコートでの指導にばかり、評価が傾きがちですが、一人の選手をトッププロのレベルにまで引き上げるにはオーガナイズ能力は不可欠です。

上記の投稿記事・・・端的に主張すると「オーガナイズ能力」というものが世界で戦う場合に必要であるということですよね・・・「オーガナイズ能力」って何でしょう。質問させて頂くと回答がありました(浜浦氏、質問には必ず解答をくれるところが凄いんです!)

その解答をみると・・・

選手の出場大会の決定、宿泊旅程等の手配、スポンサーの発掘等々に加えて、長期、中期、短期の目標の設定や変更それに伴うコーチや練習環境の調整等もオーガナイズ能力のベースと考えます。

特に自分では長期の目標設定のつもりでも、実際にはジュニア卒業、、、くらいまでの、目標設定(一種のルーティン)になってしまっているケースは少なく無いと考えます。

この辺りは、経験と同じくらいセンスが大切になって来ると思います。

賛否両論でしょうけど、私は、こうした能力をコーチには要求している・・・特に、目標設定で、生涯テニス目標を要求しています。なんといっても、ジュニアの時代から、コーチに接しだして、5年、10年とコーチとは接するのですから・・・