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勝利のための 5 つの力:技術力、身体能力、戦略力、メンタル力、哲学!

【追記:2011年5月3日】
本投稿記事のベースになった Tweet に対して、「参考になる書籍に関する質問」をさせて頂くと、田中女史ご本人から Tweet を頂きました!せっかくですから、下記に引用しておきましょう。Tweet は 2 つあるのですが、引用に関しては、1 つにしてあります。

自分の言っている「選手としての自分は誰なんだ?」「なんのために、いつまで選手を続けるんだ?」というような自分の選手人生を考え、自分の選手人生に意味を持たせて自分だけの永続的なモチベーションを作り上げるという部分は、本ではわかりにくいというのが自分の経験です。ただ関連内容であればスポーツ心理学関連の self awareness というセクションのある原著であれば、どれでも一緒かと。自分の訳本では「スポーツ選手のためのキャリアプランニング」(大修館)でしょうか・・・

スポーツ心理学、以前かなり勉強しましたが、上記より、再度、勉強してみようかな・・・なんて考えています。

【追記:2011年5月2日】
偶然ですが、朝の報道番組に下記でご紹介した田中ウルヴェ京女史が出演して、「世界フィギュア選手権」の結果を講評していました。この世界選手権、安藤美姫選手に関しての解説で、下記の「哲学」に関して説明されていました。

「安藤選手は、この大会、どうして滑るのか、何のために試合に出場するのか、どうして戦うのか、といった根本的な考え方、哲学のようなものが確立できたんじゃないでしょうか・・・」

なるほど・・・下記の解釈は間違っていないようですね!

【公開時、投稿記事】
田中ウルヴェ京(@miyakoland)女史の Twitter に最近興味があって、常に注目していますが、とても興味深い Tweet がありました。田中女史は、ご存知の方も多いかもしれませんが、ちょっとプロフィールを確認しておくと、「1988年ソウルオリンピックのシンクロデュエット銅メダリストで、引退後渡米して、合計6年間の米国大学院留学でスポーツ心理学、ストレスマネジメント、キャリアプランニングを学ぶ」とあります。いわゆるスポーツ心理学のスペシャリストということになるのでしょうか。

そんな田中女史の興味深い Tweet を引用しておきましょう。

競技で勝つために必要なのは、技術力、身体能力、戦略力、メンタル力、そして哲学。英語ではtechnical, physical, tactical, mental, spiritual ですね。(@miyakoland さんの Tweet より)

日本では、心・技・体というのが一般的で、心は上記のメンタル力、技は勿論技術力(戦略力も含めてよいでしょう)、体は身体能力に相当すると考えていいでしょう。同じようなことを主張しているのでは、と考える傾向もあるかもしれませんが、ここで注目すべきは、やはり「哲学」を加えていること!

具体的に、何を「哲学」といっているのかは不明ですが、英語で spiritual と訳していますから、ここでは、人生観とか競技に対する強い想いといったところでしょうか。これは、これまでのスポーツ心理学では謳われていないような気がします。

どうしてテニスをするのか、今、自分はなぜ戦っているのか、そもそも自分はどうして生きているのか・・・そんな壮大な考え方が重要だと訴えているのでしょう。以前、私は、「テニス観」に関して、本ブログでも紹介しました(詳細は、投稿記事「テニス観の相違」を参照下さい)。 そうした根本的なテニスに関する哲学をどうやって抱くかが大きなキーである、と主張されているように感じます。

「グランドスラムに出場する・・・」こうした目標は、あくまでも目標であって「哲学」ではありません。自分が追求するテニスとは何か。そして、何のためにテニスで戦っているのか・・・そんな哲学を我が娘にも伝えたいと感じています。

スランプ脱出法

注:かなり前に、別のブログで公開した投稿記事ですが、結構アクセス数が多かったので改めて掲載することにしました・・・

スポーツに限らず、ビジネスの世界でも「スランプ」はつきものですよね。「スランプ」とは、「以前できていたことが一時的に調子が落ちて、できななくなっている状態」とでも定義できるのでしょうか。ただ、「スランプ」は、短期的なものばかりではなく、長期的なものもありますのから、時間軸で定義するにはちょっと無理があるとは思いますが。

ウェブページ、「大和部屋(やまとべや)::スポーツ選手のスランプ脱出法」によれば、以下のように記述されています。

スランプで悩んでいる選手は自分を知らない。スランプとは自分の心が起しているのである。それに気付かないからスランプを脱する事ができないのである。決して練習不足や能力の限界からスランプが起っているのではない。スランプに突入してしまった選手は、能力の限界なのだろうかと悩み不安になる。そしてやたらと練習をする。練習をしすぎて(特に試合前に)、体が疲れたままレース(個人的注釈:レースとは試合やビジネスでの本番)に出てしまう。「調子の良かったころはこうだった」と過去にとらわれ、その過去以上の練習さえつめば勝てると錯覚してしまう。練習やフォームなどは 2 次的なものでしかない。

「スランプ」に陥ると、上述のように、「以前できていたこと」にとらわれて、これまで以上に「何か」を実践しようと頑張ってしまう!良くあることですよね。更に以下のようにも記述されています。

強化練習中に調子が悪い分けではないのに、試合で結果が出せないというのがスランプである。レースで結果が出ない。すると練習量を増やす。本来十分な練習量以上の練習をする。疲れが異常なほどたまる。しかし、その疲れを調子が悪いと感じてしまう。調子が悪いので不安になりさらに練習してしまう。そして試合の直前まで練習中ある程度のタイムが出るまで練習してしまう。疲れがたまったままレースに挑む。こういう悪循環がスランプを産むのである。

さて、上記のような「スランプ」から脱出する方法があれば良いですよね!上記のウェブページは以下のように示されています。

試合前1週間には最低1日、完全休養日を入れなければならない。ダッシュ練習もあまりやってはいけない。試合前ダッシュは練習量が落ちていてつい全開でやってしまう。疲れも残るし、レース前に気持ちが爆発してしまい、試合まで気持ちが持たない。試合前にはどんなことをやってももう無駄だと開き直る大きな器が必要である。(中略)勇気を出して休もう。

また、長いスランプ期には一時引退するのも手である。長い選手生活で、練習が嫌々になっていては勝てない。ちなみに私は今、きつい練習も楽しい。現役時代には練習が、きついことが楽しいなんて想像出来なかった。苦しいけど楽しい。この境地に達するのはいったん引退するのが一番の近道である。

実践に基づく「スランプ脱出法」は説得力がありますね。ほとんどの記述は、どうやら水泳の経験から来ているものらしいのですが、他のスポーツやビジネスでもまったく同じことが言えますよね。

更にもう一つ。早稲田大学人間科学部の野村忍教授が、「ストップカード」というものを提唱しています。

名刺やテレ力あるいはパスネットカードにマジックで大きく「STOP!」と書いてポケットに入れておきます。そして、何か悩み事があったり、暗くなったり、考えが堂々めぐりを始めたら、「ストップカード」を取り出して3秒間じっと見つめて下さい。人前でなければ、「ストップ!」と声に出して下さい。そうすると、うそのように新鮮な気分になって、よい考えが浮んできます。

ちょっと信じがたいような方法ですが、このストップ法(思考中断法)は、もともと強迫神経症の治療として考案されたものでだそうで、どうやら科学的に立証されているようです。

上記で言う、「強迫」とは、自分でも不合理だという考えが次から次へと浮かんできて、それを自分でコントロールできないという症状のことだそうです。そんな時に、「ストップ」と叫んでみるとその一瞬にして不合理な考えから抜け出られるというものだそうで、ちょっと試してみようかな・・・