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テニス界に、斎藤佑樹選手や長友佑都選手のような選手の登場を信じて・・・

先日の投稿記事、「大学テニス出身でグランドスラム本戦出場は難しい!?」において、大学卒業のテニスプレーヤへのエールを贈りました。テニスという世界だけを見ていると、まるで大学でテニスをやった選手のグランドスラム登場はありえないような世間の評価ですが、波形純理選手の登場で、一気にそうした世間の評価を覆して欲しいな、と心底願っているのです・・・(切ないな・・・)

テニスに限らず、もうちょっと視野を拡げていろいろなプロの世界を見ていくと、十分に大学卒業後の活躍を期待できるはずなんです。いまや毎日のように報道番組で取り上げられている野球の斉藤佑樹選手は、御存知、ハンカチ王子としてその名を全国区にしましたし、その後、早稲田大学へ進学、卒業後、プロ野球界へ。これからの活躍が期待されています。

そして、もう一人、サッカー界でも大学卒業の選手が快挙を達成しています。それは、長友佑都選手。先日のサッカーアジアカップで優勝した日本チームですが、世界一のサッカークラブ、イタリアのインテルへの移籍が決定しました。まさしく、世界一のチームでのプレーが今後期待される・・・長友選手は、明治大学を卒業しています。

ちょっと2選手の気になる経歴を「Wikipedia」より引用しておきましょうね!

「Wikipedia::斎藤佑樹」より抜粋)

当初から大学進学希望と伝えられていたが、甲子園での活躍に伴いドラフトを控えて報道が過熱、同年9月11日、自身の進路について異例の記者会見を開き、大学進学を表明。「自分は人間としても野球選手としても未熟。大学に進んで成長したい」と語る一方、日米親善高校野球でアメリカ遠征している間に気持ちが揺れたことも明かした。

早稲田実業高校から早稲田大学・・・まさに野球エリートと言えるのかもしれませんが、それでも立派に大学を卒業している!どうやら卒業論文も完了しているらしい。特に、上記から「未熟」を理由に、プロ野球を蹴って大学進学を達成したのは、本当にどうかんかんできるのは私だけでしょうか。

一方、長友選手は、失礼な言い方をすれば、サッカーでは落ちこぼれ。彗星のごとく今の頂点に行き着いているように見えます。こちらも引用しておきましょうね。

「Wikipedia::長友佑都」より抜粋)

小学校1年生時にサッカーを始め、6年次に愛媛FCジュニアユースのセレクションを受けたが合格できなかった。西条北中学校時代に恩師である井上博に出会う。中学1年次はサッカーの練習に身が入らずにゲームセンターなどで遊ぶ事が多く井上に連れ戻されることもあった。ここで現在の豊富な運動量のベースが作られ、サッカーの強豪東福岡高校に進学し2年生時にレギュラー入りしたが、地区選抜などには選ばれず全国的には無名だったためスポーツ推薦を得られず、進学先の明治大学には指定校推薦で入学した。

スポーツ推薦すら引っ掛からなかった選手・・・どうやら、大学生になっても怪我に悩まされたようですが、それでも今の活躍は、サッカーファンではない私にも、当然、聞こえてきますが。

こうした他のスポーツを見ていけば、大学を卒業してからのプロ転向、更には世界で活躍する選手がテニス界に登場してもおかしくないと信じて、いろいろと投稿記事を公開しているのですが、なんともテニス界の反応は冷ややかです。「野球と違ってテニスは・・・」とか「サッカーと違ってテニスは・・・」と言い訳が聞こえてくる!野球やサッカーから、何かを学ぼうとすること無く、ただただ海外のやり方をまねるだけ!お粗末の一言です。

森田あゆみ選手が語る伊達公子選手の強さ

ちょっと驚きました!日本経済新聞社のウェブサイトに「日本経済新聞::森田あゆみ、クルム伊達から学んだ強さの秘訣」というページを発見しました!まさかテニスのことが日本経済新聞社が取り上げているとは!まだまだテニスは死んでいません(って、言い過ぎですかね・・・)

表題の通り、森田あゆみ選手が語っています、伊達公子選手の強さを。気になる部分を引用しておきましょう。

伊達さんはボールも速いし、打つタイミングも早い。しかもボールは低くて、あまり弾まない。今の選手はボールは速くても、弾むから、伊達さんみたいなタイプがいないんです」

「ある大会のダブルスの試合で、完全に相手ペースに巻き込まれてしまったことがありました。その時、これまでと作戦を変えて、リターンをストレートに返すことにしたんです。流れを変えるのに必要なことですが、普段はあまりやらないことですからリスクはあります。でも、伊達さんは迷いません。勝つために必要だと思ったら、多少のリスクはあっても迷わずにやるんです

「これは強い人に共通することだと思います。大事なポイントになると、それまで全く打たなかったショットを打ったり、より攻撃的になります。伊達さんもそうしたことをする勇気を持っています

「大事なポイントか否かにかかわらず、伊達さんはいい意味でリラックスしています。対して、私は絶対にとりたいポイントになると、1本にこだわりすぎてガチガチに力んでいました。シングルスでも、伊達さんのようなメンタルで臨めばいいんだということが分かった気がします」

とっても参考になりますよね。実際にできるかできないかというよりも、試合に臨む姿勢を上記から学ぶことができるのではないでしょうか。森田あゆみ選手でも貪欲に学んでいる・・・ジュニア選手は、もっともっと勉強する必要があるかもしれません。というより、もっともっと我が娘は勉強する必要がありそうです。

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テニスプレーヤのマネージメントの仕事とは!?

私個人、現在、コンサルタントという職業につきながら、テニスプレーヤに関するいろいろなことを考えています。というより、スポーツビジネス、特にプロ選手のマネージメントにとっても興味があるわけです。理由は簡単で、コンサルタントの世界が良く似ていると感じているから。現場のコンサルタントを上手く活用するために、当然ですがマネージメントが必要・・・

ちょっとだけ参考に、コンサルタント世界を説明しておくと・・・現場のコンサルタントに可能な限り、客先で動けるような環境を整えるのがマネージメントです。コンサルティング業務実施のためやビジネスマナーのために最低限必要なスキルを身につけさせるための人事・労務、客先との契約やコンサルタントの活動を法的に死守するための法務、コンサルタントの経費精算や客先への請求を担当する経理、効率よく活動するためのスケジュール管理を実施するアシスタント(秘書とも言う)、適材適所のコンサルタントを配置するためのコーディネータ(ディレクターとかパートナーと呼ばれる)・・・いろいろな人達が関係して、コンサルタントは成り立っているのですが、こうしたことは、プロフェッショナルな「人間」を扱う場合、必須とも言えると思っています。

テニスプレーヤも同じ!試合に集中するために、余計なことを考える必要が無い環境を構築すること・・・それがマネージメントのはずなんです。プレーヤに必要なスキルを構築するためにコーチが必要だし、スポンサーとの契約を追求したり、プロ選手としての立場を法的に死守してくれる契約を立案する法律家、最適なツアープランを立案するディレクター、収支を管理する経理・・・どうでしょう、コンサルタントと似ていませんか!?

そうした中、興味深い投稿記事が公開されていますので、引用しておきましょう。その投稿記事は、「夢の続き~日本テニス界へ~::マネージメントの重要性」です。

テニス選手の代理人の主な役目として、スポンサーへの売り込みがあります。本人は試合があるのでスポンサー回りはほとんど出来ないでしょう。代理人が動いてくれれば有難いはずです。

後は、イベントや講演などの営業のアレンジです。ツアーに支障のない時期にクリニックやエキジビションマッチ、講演などの営業を入れることによって収益を上げるのです。

(中略)

メディアへの露出を増やしていくように売り込み(メディア戦略)も大事です。有名な人気選手となればTV出演などのチャンスも狙いたい所です。TVでの露出が増えれば知名度は格段に上がります。選手の商品価値を高めるためのプロデュース力・ブランディング力が求められます。

(中略)

後は当然、スケジュール管理やサイト管理です。大きな収益を上げる選手には財務管理(税金対策や資産運用)なども重要です。

それ以外にマネージメント会社に期待したいのが、ネットワークです。良いコーチやトレーナー、良いドクターとの引き合わせ、トレーニング環境などのアレンジです。

なるほど・・・私は、これまで、娘のテニスに関わって、最も深刻な課題は、「お金」の問題と「スケジュール調整」だと感じています。お金の問題は、誰でも気が付いているし、多くの人が語っていると思いますが、意外とスケジュール調整を語っていないのはなぜでしょう・・・効率よく、トーナメントへのエントリーは、非常に重要だと感じているのですが・・・(私が気が付かないだけ!??)上記では、当然のようにスケジュール管理の件に関して記述されていますよね!

さて、上記のような「マネージメント」に関して、語ることはできるし、プレーヤの件に関しては多くの人が納得できるし、考えることが多いと思うのですが、もう一つ、無視できないのがこうした周辺関係者の収入です。だれが、どうやって周辺関係者の収入を確保するのか。会社という組織体をベースにしないテニスは、思案のしどころだと私は考えているのですが・・・

「USTA::2011 Australian Open Blog」から:17歳少女の決意!

Twitter のつぶやきから発見した「2011 Australian Open Blog」で興味深い投稿記事を発見しました。当然ですが、英語ですので詳細を理解できているかが不明ですが、それでも参考になるはずですよね。その投稿記事は、「USTA::Pro Tennis – News::2011 Australian Open Blog: Lauren Davis」で、アメリカからの発信です。

Lauren Davis という17歳の少女です。日本で言えば、高校2年生!つまり我が娘と同じ年齢です。ブログには、そんな少女のコメントが明細されていますので、引用しておきましょう。

After I lost in the first round of the US Open juniors — I really wanted to win that tournament — I was down on myself, and I knew I had to keep persevering and get through the hard times, and I did, and I came out even tougher. I’ve been playing aggressive. I move really well, and, plus, I’m mentally tough. In the big moments, I’m good, for the most part.

This time last year, I wouldn’t have been able to compete with the top players at all. I was still living at home in Cleveland, and then I moved to the Evert Academy in Florida last January. It took me awhile to adjust to the different lifestyle. I was playing and doing fitness five hours a day and living in a dorm without my parents, and it was kind of hard. I missed my family and my home, but now I consider Evert my home, and I would never go back.

I’m taking classes online now instead of going to regular high school, and it’s easier because I can take my high school anywhere. When I lived in Cleveland, I was only playing an hour and a half a day, and I wasn’t doing any fitness. Evert is a lot more detailed with their work schedule, and I really like it.

I first started playing when I was nine and a half. I didn’t start to get good until I was 14, and I didn’t know I could play at a really high level until about a year and a half ago. I was playing tournaments and would come across someone who I thought was so much better than me, and I’d believe in myself and win. Then I knew I could compete with the big girls.

上記から要約を記述しておきましょう。

以前は、自宅から高校に通い、1時間30分の練習。そうした環境で出場した「US Open Junior」での1回戦敗退・・・本当に勝ちたい大会だったのに。そこで一大決心!自宅を離れ、フロリダにある「Evert Tennis Academy」に単身で行くことにして、高校は通信制に変更。一日5時間30分の練習とフィットネスを実践するようにした・・・

敗戦結果が好転して、少女に「一大決心」をさせる経緯が表現されています。敗戦が好転した好事例のように思いますね!少女一人でできる話ではないと思いますが、どんなに周囲がその気になっても「プレーヤ本人の意識」が変化しなければ、その効果は出てこない・・・そんなことを思わせてくれる投稿記事です。

重要なことは、「9歳半の時からテニスを始めて、14際になっても上の大会で試合ができるとは思っていなかった・・・」少女が、17歳で「Australia Open 2011」本戦のワイルドカードを勝ち取ったこと!自分を信じ、勝てると信じ、自分の覚悟と共に、環境の変化を自ら実践した・・・重要なことだと思います。

プロテニスプレーヤのキャリアパス

ちょっと興味深いブログの投稿記事を見つけました・・・それは、「夢の続き~日本テニス界へ~::プロになるということ」というやつ。なかなか知られることがない!?プロテニスプレーヤに関するキャリアパスが記述されていますので、自分用にメモしておきます。

プロは最初の3年間が勝負であることがわかるでしょう。この時期で身体作りとCHを主戦場と出来るランキング(300位内)を得ることが最初のステップとなります。300位内のランキングならGS予選に入るチャンスがあるので重要な1stステップです。そこまでいければ本格的にチャレンジできるスタートラインに立てるので、その時に良いスポンサーがついてくれる可能性が出てきます。

更に3年・5年とサポートがあればGSのチャンス(トップ100入り)が出てくるでしょう。無理ならそこまで、行けたらチームを作ってトップ選手としてのキャリアをアップさせていけばよい。

何年で到達できるかはそれぞれと思います。短いに越したことは無いですが、8年がリミットと言えるかな?長くても10年やって無理なら(プレーヤーは続けてもいいですが)2ndキャリアを考えるべきでしょう。ダブルス専門に転向するというのも1つの道かもしれませんね。

なるほど・・・どこかで「伊達選手は、プロ転向後、20歳までに ITF での 10,000ドルや25,000ドルの大会を卒業できなければ、プロテニスの人生は諦めろ」と言われたと聞いたことがあります。高校卒業して、2年という期間になりますね。

総括してしまえば;

  • プロ転向後、3年間でランキング 300 位以内を目指す!
  • 6年~8年でトップ 100 を目指す!
  • 10年で 2nd キャリアを探す!

人それぞれですから、上記が当てはまらないことも多いとは思いますが、こうしたガイドラインは、ちょっとは参考になるのではないでしょうか。真剣にプロを目指したら、「プロになるって大変なんだ!」と始めて解った・・・ということを御話して下さった方がいて、「なるほど、中途半端にプロ目指している間が華なのかも・・・」とも最近考えているのですが。

プロテニスプレーヤのためのコーチ体制(練習環境を含めて・・・)

ちょっと興味深いブログの投稿記事を見つけました・・・それは、「夢の続き~日本テニス界へ~::プロになるということ」というやつ。なかなか知られることがない!?プロテニスプレーヤに関するコーチスタッフに関しての記述がありましたので、自分用にメモしておきます。

一般的なプロ選手は限られた資金の中で如何に低コストで出来る限りの体制を作っていくか・・・最初の3年間は赤字覚悟でも自分に投資をしていくべきです。回収できるかはかなり厳しいですが、プロになるということはそういうことなのです。

テニスの場合、ゴルフとは違って、優勝賞金も少ないため、上記のように「生活できない」状況が続くでしょう。それは、覚悟する必要がありますが、もともと、通常の社会人であっても、年俸を考えれば、最初の3年間をいかに自分のために資金を投資することができるかは、大きなキーポイントだと私は考えています。

ポイントは良いスタッフを持っているクラブの力を借りるという事でしょう。クラブへの会費を納めることで、そのクラブの施設・スタッフを充分に活用することです。そこで専属のプライベートコーチではなく、ホームコーチを見つけることです。信頼できる師事するコーチがいるクラブがあれば安心です。そのクラブに専門のトレーナーなどがいれば理想的ですね。今なら愛ちゃんのアカデミーや荏原SSCのような大きなセンターが思い浮かびます。大学出身なら大学の施設やスタッフを利用する手もあると思います。但し、部員よりも多くの「部費」を納めることは必須です。多少の幅はあると思いますが、月額3~5万円位が妥当ではないでしょうか?

ホームコーチという言葉は始めて知りましたが、詳細が説明されています。

選手のホームコートにいるディレクターとしてのホームコーチは技術や戦術等のアドバイス、場合によってはスケジューリングなどのアドバイスも。常に選手個人の成長を一貫して見続けて、選手の深い部分をフォロー出来る存在は必要です。

なるほど・・・更にツアーコーチに関する記述もありますので、ちょっと記述しておきます。

ツアーコーチは重要な遠征でスポットで契約するようにする。専属契約なんていくらかかるかわかりません。トップ選手でなければまず無理でしょう。何人かの選手でツアーコーチをシェアするということも考えていいでしょう。ツアーコーチは補助的な役割なので特定の人を人選しても良いですが、固定する必要も無いと言えます。実践の場での細かい調整や刺激を与える存在であればOK。但し、ホームコーチとの連携が必須です。

上記から、テニスプレーヤには、ディレクターとコーチが必要で、技術面での指導としてのツアーコーチ、その周辺のコーディネートとしてディレクターが必要ということになるのでしょうか。

以前、どのトーナメントに出場するのかを戦略的に計画するような担当が必要と記述した記憶がありますが、正にそうした担当者必要ということですよね。

テニスの 4 大大会、予選エントリーの条件

テニスプレーヤとしての最終目標は、やっぱりテニスの4大大会(全豪オープン、フレンチオープン、ウィンブルドン、全米オープン)で戦うこと。当然、そうした大会で優勝することを目指して欲しいわけですが、プロテニス選手にとっては、まずは4大大会にエントリーできることが第一関門であるということに関しては異論はないでしょう。

では、エントリーするために必要なランキングは!?意外と知らない方が多いのではないでしょうか!?って、私が知りませんでした・・・調べれば、直ぐに解ることですが、あまり自分に関係がないと調べませんね。ただ、そうした情報を提供してくれる方はいらっしゃる!(感動しちゃいます!)

ということで、「2ちゃんねる/テニス板::日本を代表する女子プロテニスプレーヤ 5」に、その内容が明記されていますので、自分用に引用しておきます(下記、引用の表は、私が勝手に作成しました・・・)

全米、本戦DA104+予選DA119=223 ※予選128ドロー(WC9)qualifier16名
他GS、本戦DA108+予選DA88=196 ※予選96ドロー(WC8)qualifier12名
実際には怪我・故障で不参加、SRで参加、WC獲得など若干いたりする。
今年(2010年)の全豪・全仏の数字をみると当確ライン+20が予選ラストイン。

上記を参考に、4大大会の予選カットラインに関するデータが記述されていて、そのデータを表にすると以下の表になります。(記述では、2010年のローランギャロスまでが記載されています)

テニスの4大大会:予選カットライン
開催年 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
全豪オープン 216 219 333 224 239 251 230 230 245 297
ローランギャロス 217 210 220 240 226 216 214 210 228 223
ウィンブルドン - 219 228 230 226 228 206 226 262 224
全米オープン - 233 300 248 249 252 248 249 235 237

上記の引用から、まずは、WTA ランキング 300位以内が最初の関門でしょうか。ただ、よっぽどのことが無いと300位前後ですと予選エントリーができませんから、欲を言えば、250位以内が望ましい・・・プロ選手になったら、この当たりをまずは目指す。

当然更なる上を目指さなければいけませんけどね!

早速、上記を参考に、2011年最初の4大大会の一つ、全豪オープンにエントリーできそうな選手(WTA ランキング 250位以内)をリストしてみました。下表は、「テニスナビ::日本女子WTAランキング」を参考に作成しました。

WTA ランキング 250 以内の日本選手(2010年11月1日現在)
順位 名前 ポイント 大会 勝敗 勝率 優勝
53 クルム伊達公子 1,130 19 25-18 58% 0
76 森田あゆみ 837 27 24-24 50% 0
131 奈良くるみ 523 21 32-20 61% 0
133 波形純理 498 20 33-17 66% 0
158 土居美咲 379 24 28-23 54% 0
192 不田涼子 295 20 22-16 57% 0
216 藤原里華 260 24 17-20 45% 0
225 米村知子 254 23 20-20 50% 0
241 瀬間詠里花 230 24 29-19 60% 0

たったの9選手か・・・とちょっと寂しくなりますが、まだまだこれから!がんばれニッポン!

奈良くるみ選手の大会棄権に想う・・・

「第85回ニッケ全日本テニス選手権」は、ベスト 16 が出揃ったところですね(女子ですけど・・・)!この大会、ジュニア選手を含め、私がこれまでに実際に見たことのある多くの若い選手が登場するということもあって、密かに注目していましたが、結局は、ベスト 16 に残っているのは、土居美咲選手のみとなってしまいました・・・

土居美咲選手は、今大会第1シード・・・同い年の奈良くるみ選手はというと・・・プロツアー参戦のため、本大会にはエントリーしていませんが、アメリカのプロツアーに参戦の予定だったようですが、残念ながら棄権という結果になったようです。その内容が、奈良選手のコーチである寺地貴弘氏のブログや Twitter から読み取れます。

ただ、ちょっと気になる内容を含んでいますから、引用しながら私見を記述しておきたいと思います。

@terachi07: 奈良の怪我はおそらく腱鞘炎。 昨年の全日本後も手首の怪我で豊田をキャンセルしています。 問題はやはりフォアーハンド時の身体の使い方。 まだ身体も出来上がってないし、新しい身体の使い方を 試行錯誤してる状況だからこその怪我です。(Tweet より)

Twitter でまずは上記のつぶやきが流れました!このつぶやきは、とても興味深い!寺地氏は、「奈良選手は、身体が出来上がっていない上に、フォアーハンドでの身体の使い方に問題がある」と公開しています。日本のトップレベルの選手は、世界で戦うためには、まだまだ準備不足と主張されています。これは、聞き捨てなりませんね!若い選手は、こうした現状を充分に理解する必要がありそうです。

そして、寺地氏の英断がつぶやかれました・・・

@terachi07: オフシーズン間近だからこそ良かった。 痛みが出て焦って試合をしても大切な選手をそこで台無しに出来ないというのが私の考え。 だから今回もキャンセルしました。大事を取る余裕はないけど、 それでも大事を取ったというのが現状でしょう。(Tweet より)

以前、本ブログの投稿記事「10代の日本人プロアスリート達への心配事とは・・・」に引用を含めて、若い選手の注意すべき点を記述しましたが、正にそうした心配を寺地氏が英断で払拭しました。

そして、寺地氏は、自身のブログで上記に関する考えを公開しています。その投稿記事は、「寺地貴弘 公式ブログ::私の考え」です。

2010年という年は奈良にとって初めて1年間を通して海外で戦ったシーズン。こんな小さな身体で外国の選手と戦えば怪我もするでしょう。でも、怪我をしにくい身体を作り上げないといけません。それには時間もかかります。焦らず、しっかりと自分たちの進むべき道を進んでいけば必ず最後には目指していた場所が見えてくるでしょう。それぐらい力のある選手だと私は思っています。

若い選手だからこそ、今は休息を取る・・・そんな考え方が重要なのかもしれません。まだ、10代。通常であれば、まだまだ「子供」ですから、ゆっくりと見守っていきたいですね!私は、この棄権は、「英断」と記述しているように、素晴らしい決断だったと思います。

プロテニスプレーヤ収支:支出編

(以前公開した投稿記事を再掲載しています)

一つ前の投稿記事で、「プロテニスプレーヤ収支:収入編」を公開しました。前回同様、神谷宗之介という弁護士の先生の平成 17 年度の「日本スポーツ法学会」で論文である「100-SPORTS LAW JAPAN-」をベースにしています。

早速ですが、プロテニスプレーヤの支出として以下の項目をリストし、それぞれの項目に対して記述説明があります。

  1. 旅費
    テニスプレーヤーにとって最も大きな負担となるのが、旅費であると言われている。特に世界各地を転戦する選手の場合、飛行機代金及び宿泊費は全体の支出の内の約 50% をしめると言われている。また、コーチを同伴する場合には、当該コーチの旅費も考慮しなければならず、負担額は倍増する。
  2. コーチへの報酬・日当
    トッププロとして勝ち抜くためには、第三者としてのアドバイスを提供し、且つ、対戦相手のテニスを分析する存在としてのコーチを欠くことはできない。これに加え、女子選手にとっては、治安の悪い地域での試合ではボディガードとしての副次的効果も期待でき、コーチは欠かせない存在となっている。(中略) 日本のトップランカーについているコーチが得ている報酬(実費を除く)の平均は約 300 ~ 700 万円程度と言われている。また、選手の肉体を改善する役割を担うトレーナーについては 1 回の治療・指導で約 6,000 円 ~ 8,000 円程度かかるそうである。
  3. 練習場の確保
    テニスコート、トレーニングジムの確保も選手にとっては不可欠の問題である。テニスコートについては、学生時代やジュニア時代に世話になった大学やテニススクールを利用し、費用を削減することができる。
  4. ガットの張り替え
    ガットの張り替え費用は職人に依頼することになるため、毎回数千円が必要となる。選手が放つ球種や練習量にもよるが、平均的には 1 日 1 回はガットを張り替えることになるであろうから、仮に1年間 300 日テニスをするとなると、40 万~ 60 万円の費用計算となる。
  5. スポーツマネージメント会社への支払
    近年、いわゆる選手のスポンサー探し、マスメディアへの売り込みや知的財産権(パブリシティ権や著作権)の管理を引き受け、その対価としてマネージメント料を受領する、いわゆるスポーツマネージメント会社が台頭してきている。このような企業は、上記業務の対価として一定のマネージメント料、又は、スポンサー企業からのスポンサー料に一定率を乗じた金額を受領することによって利益を上げている。

上記から、マネージメント会社を利用ぜず、自分でテニスを実践しようと考えると、支出として(遠征方法にもよりますが)、平均 1,000 万円 ~ 1,200 万円が支出になりそうです。即ち、賞金とスポンサー契約による収入がそれ以上ないと、プロ選手として活動するのはかなり厳しい・・・

プロテニスプレーヤ収支:収入編

(以前、公開した投稿記事の再掲載です)

プロテニスプレーヤの収入・・・他のプロスポーツに比べて、情報がとても閉鎖的!?なプロテニスプレーヤの収入ですが、やっぱり気になるところです(って、私だけかな・・・こうした現実的な内容を気にしているのは・・・)。この収入に関しては、神谷宗之介という弁護士の先生が、高校生時代にテニスをやっていたという実績からプロテニスプレーヤーを研究対象として、平成 17 年度の「日本スポーツ法学会」で論文を発表し、その内容が「100-SPORTS LAW JAPAN-」としてウェブページで公開されています。何度か個人的にも取り上げたことがありますが、とても参考になりますので、自分の覚書として抜粋して掲載していきます。

論文には、プロテニスプレーヤの収入源は、現状は大きく分けて、当然ですが大会等で獲得する賞金とスポンサー契約による収入という 2 種類があります。まずは、賞金から記述しておきましょう。

賞金による収入

まずは、プロテニス選手の現実が記述されています。全てのプロテニス選手が同じ状況とは言えないと思いますが、下記のような現実があることは認識しておく必要があるでしょう。

競技人口は比較的多いにもかかわらず、テニスやゴルフのプロは一部の人気選手を除き、経済的に非常に苦しい競技生活を強いられている。その主因は、世界に通用するスター選手が存在しないことや運動能力の高い選手が人気スポーツに惹かれてしまうということもあろうが、日本の上位で活躍する選手が資金難により世界を転戦できないという問題もあると思われる。特にテニスの場合、世界ランキングをあげるためには、毎週世界各地で行われている試合にできる限り出場しなければならない。そして、団体スポーツのようにチームがその滞在費を確保してくれるスポーツとは事情が異なり、個人スポーツであるテニスにおいては、旅費、滞在費は全て自分の責任で調達しなければならない。

上記で指摘されているゴルフは、日本で転戦していても、トーナメントは毎週ありますから、本戦へ進出すればある程度の収入は確保できます。ただ、プロスポーツですから、どんな競技でも勝たなければ収入が無いのは同じです。ただテニスの場合、生活できるような賞金を確保するためには、やはり ATP や WTA のポイントを獲得する必要がありますね。そんな状況は下記の通り。

全てのテニスプレーヤーの憧れはウィンブルドンに代表される四大大会 (グランドスラム大会) に出場することである。この四大大会に出場するためには、ワイルドカードなどを除き、ATP ランキング (または WTA ランキング) を最低でも 300 位以内とした上で予選から勝ち上がるか、同ランキングを 150 以内に高め、本戦にストレートインするほかない。従って、四大大会出場を目指すテニス選手は、ATP ランキング (WTA ランキング) を高めることに集中するのである。そして、選手は、各自のレベルに応じた大会に出場し、勝利を重ねていくことにより ATP ランキング (WTA ランキング) を高めていくことになる。

上記、目安になるランキングは、ATP や WTA によっても相違しているだろうし、毎年基準が違っていますから、あくまでも基準ということだと思いますが、結果的には ATP ランキングや WTA ランキングを高める、ということに相違はないと思われます。

更に、この ATP や WTA のポイントを獲得するための日本国内の大会は、WTA であれば、2008 年度において、21 大会、ATP になるともっと少ない!?ランキングによっては、エントリーできない大会もありますから、実質、出場できる大会はもっと少なくなるでしょう。

結局は、日本国内の大会に出場しているだけでは、上記のような ATP や WTA のランキングを高めることが物理的に不可能であるため、海外での試合に出場して、ランキングを高める必要が出てくる!

論文では、上記に加えて、海外を転戦することに関して、以下のように続けて解説されています。

世界を転戦することに伴い旅費が嵩むことは誰でも容易に想像がつくと思われる。これに加え、プロテニスプレーヤーの場合、同伴するコーチの旅費をも考えなければならないため、旅費は単純に考えても倍加する。このように世界に通用するプロテニスプレーヤーを日本から輩出するためには、選手の経済的活動を支援する仕組を充実させることが不可欠なのである。

一方で、ATP ポイント やWTA ポイントを獲得できない純粋な国内大会の中で、最も賞金額が高く、権威のある大会は全日本テニス選手権で、優勝賞金は金 225 万円!こうした純粋な国内大会に全て優勝したとしても、賞金は約 300 万~ 400 万円にしかならない、とのことです。これでは、やはりプロテニスプレーヤとして生活はできませんよね。アマチュア選手は、賞金は受給できず、どんなに勝ち進んでも、1日最高 2 万円の日当を受領できるのみ、だそうです。

まず、最も賞金額の大きい大会の一つは全米オープン(四大大会の一つ)で、優勝賞金は約 1 億 1000 万円である(注意:現在の為替レートにすると金額は相違すると思われます)。なお、グランドスラム大会において、これまで日本人の男子、女子選手(シングルス)が優勝したことはない。

賞金額及び渡航コストのみから見れば、日本国内の大会に専念し、資金をためてから、世界を転戦することもひとつの方法のように見えますが、国内の大会に出場しているだけでは、獲得 ATP ポイントや WTA ポイントが十分でなく、世界各地で行われる大会に出場できません。従って、ランキングを高めるために、選手は世界に出ざるを得ない、ということになるし、グランドスラム出場を目指す選手が、日本国内の大会のみ出場していては、グランドスラムに出場することは困難でしょう。

スポンサー契約による収入

賞金による収入は上記の通りですが、上記の論文によれば、プロテニスプレーヤは、その他に以下のようなスポンサー契約による収入があります。

  1. 用具契約
    テニスにおける用具には、ラケット、テニスウェア、テニスシューズ、ボール(練習用)、ストリング(ガット)を挙げることができる。選手は、練習、試合、インタビューなどにおいて、スポンサーの提供する用具を使用する義務やスポンサーの開催するイベント・コマーシャルに出演する義務を負う。(中略) ラケットメーカーと日本国内の有力男子選手との契約金相場は年間 200 万円から 500 万円程度であるといわれている。
  2. 専属契約
    専属契約とは、選手は、新聞・雑誌・ランキングの表示やテニスウェア着用の際に、専属契約を締結した会社の名前を表示する義務を負い、当該企業は定額のスポンサー料を支払うことを内容とする契約を意味する。(中略) 専属契約は日本独特の契約で、海外で専属契約が締結されることは珍しい。
  3. パッチ契約
    テニスウェアの袖にスポンサー企業のロゴマーク(ワッペン)をつける義務を負い、スポンサー企業は定額のスポンサー料を支払う義務を負う契約をパッチ契約という。
  4. 雇用契約
    厳密にはプロスポーツ選手の資金調達手段とは言えないが、将来における雇用の安定を図り、企業の社員として働くいわゆる実業団選手。(中略) 平日の一部や土日を利用して練習に励み、有給休暇などを利用して、大会に出場する。この契約形態の場合、選手は引退後も企業の社員として勤務することができ、将来への不安がない反面、テニスに没頭できない制約を受けることになる。
  5. その他の契約
    選手とスポンサー契約を締結することはテニスのシーンに限定されるわけではない。マリア・シャラポワ選手は高級腕時計メーカーのタグホイヤー社とスポンサー契約を締結している。

上記のような活動の結果、得られる収入の合計額は日本人のトッププロで平均 500 ~ 1,000 万円程度と言われているそうです。ただ、ATP ランキング 1 位のロジャー・フェデラー選手(男子)の 2004 年における賞金収入は約 6.5 億円、スポンサーとの契約金収入約 7 億円、女子のマリア・シャラポワ選手は主要テニストーナメントと CM 契約により約 20 億円の収入をあげた、として締めくくっていますが、日本人プロテニスプレーヤに関する実質の収入は、やっぱりベールに隠されているような気がするのは私だけでしょうか・・・