Archive for 心理学

スポーツをする子供たちに大人の我々が必ず伝えなければならないこと

しかし・・・田中ウルヴェ京女史(@miyakoland)は魂のこもった Tweet を公開してくれます。Twitter の良さは、その時に感じたままをあまり体裁を考えずにぶつけていくこと・・・だからこそ、感情がむき出しになった素晴らしいつぶやきが登場するのでしょう。

もう素晴らしい、という一言です。Tweet を転載して良いものか不明ですが、良いものはやっぱり残しておきたい・・・ということで、「連ツイ」を転載しちゃいます。

スポーツをする子供たちに大人の我々が必ず伝えなければならないこと。「どんなに不公平に思えることや、ありえないと思うことでも、人のせいや環境のせいにしないこと」。一流選手になりたいなら、どんなときも「今、できることは何か?」の視点に気持ちを向けることができること。(Tweet より)

競技において、どんなに身体的にも技術的にも能力のある子供でも、「今、できることは何か?」に立ち返れない子供は、いざというときに実力は出せません。(Tweet より)

それができるようにするためには、目の前にいる大人が、それを実践すること。(Tweet より)

(中略)

子供に真剣に何らかのスポーツをさせている親御さんによく聞かれることは「スポーツで成功するために今必要なことは何ですか?」だけど。スポーツで成功するために必要なことというよりは、「人生で最も大事な、あらゆる生きる力を身体で覚えざるを得ない状況」を沢山経験できるのがスポーツなわけで。(Tweet より)

さらに、そういう親御さんには逆に質問したくなる。「あのー、そもそも、スポーツでの成功って何ですか?」と。スポーツでの成功は、一時的な勝利でも、一時的な名誉獲得でもない。いや、それらも「成功」と定義していいものだけど、それだけを目標にしていたら、そもそもその成功は勝ち取れない。笑。(Tweet より)

(中略)

要するに、私は子供たちがスポーツをしていることは好きです。でも母として大事なことは「結果や相対評価ではなく、目の前のわが子が、二度と来ない今日、何を学んだか、に集中すること」。(Tweet より)

何度も読み返したくなるつぶやき・・・最後のつぶやきは、「母」に限らず「父」にもいえることでしょうね。重要なことは、こうした内容を日頃から実践することでしょう。

FBI分析捜査官から学ぶ子育ての方法

FBI心理分析官 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記「メンタルが弱い」と指摘されて、試行錯誤を繰り返している私です。娘のメンタルをどうやって強化しようかと日々考えているわけです。心理学や脳科学を勉強している理由は、もうこれだけって感じになっています。

そんな中、現在、(まったく文脈がありませんが・・・)ロバ-ト・K.レスラー、トム・シャットマン著「FBI心理分析官 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記」(ハヤカワ文庫:2000年12月)を読んでいます。どうしてこの本を読んでいるかはここではご紹介しませんが、内容は「殺人鬼に対して、プロファイリングという方法を用いて原因を探求していく」ノンフィクション、とでも表現できますでしょうか。ちょっと怖いです・・・

ただ、こうした書籍からもいろいろと勉強になることがあります。まだ読了したわけではありませんが、殺人鬼に共通する問題点は、「生まれてから6、7歳位までに母親の愛を受けられないこと。そして8歳頃から12歳頃までに父親が不在であること」ということを指摘しています。事例は、殺人鬼を例にしていますから、極端な事例だとは思いますが・・・それでも幼少の頃の経験が、将来の子供に大きな影響を及ぼす、ということでしょう。

上記は「生まれてから6、7歳位まではたっぷりと母親の愛情を注ぎ、8歳頃から12歳位までは父親が存在感を示すこと」ということができそうです。これが実現できなかったとしても子供が殺人鬼になるということではありませんが、それでも子供の将来は、こうした年齢がベースになって人間形成されていくということは言えそうです。

常日頃から「メンタルが弱い」ことは、家庭に原因があると信じている私ですから、上記のような記述には敏感に反応します。特に、我が娘が8歳位から12歳位までというのは、父親である私が最も忙しい時期で宿泊を伴う国内の出張が多かったし、海外出張も多かった!即ち・・・「不在」だったことが多いのです・・・(まさか殺人鬼になはならないでしょうけど・・・)

ちなみに、この本の著者、レスラーという人、「FBI行動科学課の特別捜査官として数々の奇怪な事件を解決に導き、「プロファイリング」という捜査技術を世界中に知らしめて『羊たちの沈黙』や「X-ファイル」のモデルになった」ということで知られています。私、これまで観た映画でもっとも恐怖を感じたのが「羊たちの沈黙」でした・・・

スランプ脱出法

注:かなり前に、別のブログで公開した投稿記事ですが、結構アクセス数が多かったので改めて掲載することにしました・・・

スポーツに限らず、ビジネスの世界でも「スランプ」はつきものですよね。「スランプ」とは、「以前できていたことが一時的に調子が落ちて、できななくなっている状態」とでも定義できるのでしょうか。ただ、「スランプ」は、短期的なものばかりではなく、長期的なものもありますのから、時間軸で定義するにはちょっと無理があるとは思いますが。

ウェブページ、「大和部屋(やまとべや)::スポーツ選手のスランプ脱出法」によれば、以下のように記述されています。

スランプで悩んでいる選手は自分を知らない。スランプとは自分の心が起しているのである。それに気付かないからスランプを脱する事ができないのである。決して練習不足や能力の限界からスランプが起っているのではない。スランプに突入してしまった選手は、能力の限界なのだろうかと悩み不安になる。そしてやたらと練習をする。練習をしすぎて(特に試合前に)、体が疲れたままレース(個人的注釈:レースとは試合やビジネスでの本番)に出てしまう。「調子の良かったころはこうだった」と過去にとらわれ、その過去以上の練習さえつめば勝てると錯覚してしまう。練習やフォームなどは 2 次的なものでしかない。

「スランプ」に陥ると、上述のように、「以前できていたこと」にとらわれて、これまで以上に「何か」を実践しようと頑張ってしまう!良くあることですよね。更に以下のようにも記述されています。

強化練習中に調子が悪い分けではないのに、試合で結果が出せないというのがスランプである。レースで結果が出ない。すると練習量を増やす。本来十分な練習量以上の練習をする。疲れが異常なほどたまる。しかし、その疲れを調子が悪いと感じてしまう。調子が悪いので不安になりさらに練習してしまう。そして試合の直前まで練習中ある程度のタイムが出るまで練習してしまう。疲れがたまったままレースに挑む。こういう悪循環がスランプを産むのである。

さて、上記のような「スランプ」から脱出する方法があれば良いですよね!上記のウェブページは以下のように示されています。

試合前1週間には最低1日、完全休養日を入れなければならない。ダッシュ練習もあまりやってはいけない。試合前ダッシュは練習量が落ちていてつい全開でやってしまう。疲れも残るし、レース前に気持ちが爆発してしまい、試合まで気持ちが持たない。試合前にはどんなことをやってももう無駄だと開き直る大きな器が必要である。(中略)勇気を出して休もう。

また、長いスランプ期には一時引退するのも手である。長い選手生活で、練習が嫌々になっていては勝てない。ちなみに私は今、きつい練習も楽しい。現役時代には練習が、きついことが楽しいなんて想像出来なかった。苦しいけど楽しい。この境地に達するのはいったん引退するのが一番の近道である。

実践に基づく「スランプ脱出法」は説得力がありますね。ほとんどの記述は、どうやら水泳の経験から来ているものらしいのですが、他のスポーツやビジネスでもまったく同じことが言えますよね。

更にもう一つ。早稲田大学人間科学部の野村忍教授が、「ストップカード」というものを提唱しています。

名刺やテレ力あるいはパスネットカードにマジックで大きく「STOP!」と書いてポケットに入れておきます。そして、何か悩み事があったり、暗くなったり、考えが堂々めぐりを始めたら、「ストップカード」を取り出して3秒間じっと見つめて下さい。人前でなければ、「ストップ!」と声に出して下さい。そうすると、うそのように新鮮な気分になって、よい考えが浮んできます。

ちょっと信じがたいような方法ですが、このストップ法(思考中断法)は、もともと強迫神経症の治療として考案されたものでだそうで、どうやら科学的に立証されているようです。

上記で言う、「強迫」とは、自分でも不合理だという考えが次から次へと浮かんできて、それを自分でコントロールできないという症状のことだそうです。そんな時に、「ストップ」と叫んでみるとその一瞬にして不合理な考えから抜け出られるというものだそうで、ちょっと試してみようかな・・・