Archive for 知識

テニスプレーヤ、ピアニスト、ゴルファーの共通点

私個人、脳科学といえば池谷裕一氏が天才と考えていて、全ての本を読了していますが、その他にもかなりの本を読了しています。そしてこの度、古屋晋一著「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」(春秋社:2012年1月)を読了。確か新聞が雑誌の書評欄で称されていたと記憶していますが・・・

我妻、自宅ではありますがピアノ教室をやっていて、その関係で長女も次女もピアノはある程度弾けます・・・というよりも次女に対しては「テニスよりもピアノをやらせれば良かったかな!?」ともらすほど、かなりピアノを弾きこなすらしい!高校も大学もピアノが専門の妻ですので、間違いないのでしょう。そんなことも手伝って購入した本でした!

そんな理由でしたからあまり期待していなかったのですが、興味深い内容で一気読みでした!ちょっと専門的な内容もあり我妻に質問しながらの読了でしたが・・・(ピアノの専門用語が散見されるのと、脳科学でも専門用語が登場します!)

そんな中で、最も興味深かったのは、「ピアニストの三大疾病」という章があり、その中でピアニストは腱鞘炎(けんしょうえん)と同時に上顆炎(じょうかえん)というのがピアニストでは良く起きる病気としています。これだけで、専門家の方は理解できるのでしょうけど・・・ちょっと引用しておきましょう!

腱鞘炎はピアニストの職業病としてよく知られています。しかしそれだけではなく、肘の内側や外側が痛む上顆炎も、ピアニストにはよく起きる病気です。これは「テニス肘」とか「ゴルフ肘」という呼び名で有名なものです。(中略)これは、ピアノ演奏とグリップ系のスポーツが、共通の筋肉を酷使するため・・・(p.117)

これには、かなり驚きました!ピアノとテニスとゴルフが同じ筋肉を酷使している・・・思わず我妻に「テニス肘になるピアニスト」というのが実際に存在するのかを確認しましたが、「テニス肘」という理解ではありませんでしたが、確かに肘の内側や外側を痛めるピアニストいうのは沢山いるそうでして・・・

考えもしなかった共通点を知りましたが・・・結局は「テニスで鍛えた筋肉を利用するからピアノが弾ける」と考えることができるんですよね!不思議な感覚です。

進化する強さ:伊達公子選手は高校1年まで勝てなかった・・・

進化する強さ40歳の壁を越えて尚且つ世界で活躍する伊達公子選手。私が説明するまでもなく、いまやテニス界を超えて、日本を代表する「できる女性」の代名詞になりつつあると思います。

そんな伊達公子選手が書いたクルム伊達公子著「進化する強さ」(ポプラ社:2012年3月)を購入。まだ読了はしていませんが、大変興味深い内容です。ちょっと「誰向け」の本か迷うところもあるのですが、それはそれで伊達選手の本ということで許されるのでしょう。

いろいろな部分に「どうして引退に至ったか」とか「ジュニア時代、現役時代、そして今」何が違っているかに関する記述があり、私個人としては、選手よりも、選手を取り囲むコーチや監督、更には保護者等にお勧めの本だと感じています。

さて、詳細は書籍を手にとって欲しいと思いますが、内容の一部に「好きで好きでしょうがないテニスで始めて優勝したのは高校1粘性の時の新人戦」という記述がありました!6歳でテニスを始めて、とにかく勝てない・・・2位や3位といったことはあっても、優勝できなかった、という記述がありました。

この事実は、私、恥ずかしながらまったく知りませんでした!出場する大会では、多くの優勝を達成しているものと勝手に思い込んでいましたが。「それでもテニスが好きだから・・・」といっていることを印象的です。逆に、そんなに勝てなかったから「今」もチャンレンジし続けることができるかも、というくだりも大変興味深い内容です。ジュニア時代や若い内に常勝していたらきっと現役の頃のような活躍も望めなかった・・・

好きなテニス・・・勝てなくたって「続けた」からこそ今の自分がある・・・伊達公子選手のメッセージですから説得力があります。

受験脳を参考にテニス脳を作る!?

池谷裕二文庫本、池谷裕二著「受験脳の作り方 脳科学で考える効率的学習法」(新潮文庫:2011年12月)を読了。やっぱり池谷氏は天才だな~と感じるのですが・・・メンタル面での課題が多い我が娘で、心理学を勉強し始めて、どうも統計学だなと感じていて、もっと科学的に何か立証していないのかと感じて出会ったのが脳科学でした!

多くの脳科学の本を読了してますが、何といってもこの池谷氏は、中学生や高校生でも理解できるような解説の素晴らしさが群を抜いていると思うんです!

残念ながらこの文庫本、「受験脳」というタイトルですから、受験生向きに書かれているのでしょうけど・・・立派に一般向けとして読む事ができます。まっ、当然、「受験脳」ですから「どうやって効果的に学習するか」ということを脳科学を駆使して記述されていますが・・・重要なことは、「学習すること」に注目していることです。

それって・・・テニスも同じだと考えているわけです。何か新しいことを学ぶこと・・・正に学習することですよね!短期記憶、長期記憶、方法記憶と記憶の世界には、いろいろな「記憶」のレベルがあって、最終的には「方法記憶」へと移行することが非常に重要であるということ!数学や英語といった分野だけではなく、スポーツの世界も同じような気がしますから、いろいろと参考になりますよ、きっと!

根拠のない自信を持ち続けること・・・それが欠けている!

久し振りに、茂木健一郎氏の「連ツイ」が気になったので転記しておきます。

20120209_Migi_Twilog

年齢を重ねていくと正に「根拠のない自信」を失っていく・・・周囲は「大人気ない」と主張するかもしれませんが、正に重要なことは「できる」という根拠のない自信!2012年2月9日、茂木健一郎氏の Twitter が訴えています。下記、転記は「茂木健一郎(@kenichiromogi)/2012年02月09日 – Twilog」を参考に重要と考えている箇所を自分の想いからマークしました!

  1. この世を生きる上で一番大切なものの一つ、それは「根拠のない自信」だと思う。これがなければ、そもそも努力しようという気持ちにならない。また、難しいことにチャレンジしようという気にもならない。根拠のない自信を維持することが、何よりも大切である。 posted at 06:37:27
  2. 人間は、生まれたときには誰でも根拠のない自信をもっている。そもそも、この世の中の多くのことが、まったくわからない。はいはいしたり、伝い歩きをするときだって、自分がそれをどのようにしたらいいのか、実はわかっていないのに平気でチャレンジする。 posted at 06:38:32
  3. 思いだしてほしい。初めてはいはいする時、「やっぱりやめておこう」と思ったり、初めて伝い歩きする時、「今日は調子が悪いから、来週の日曜に延期しよう」などと思っただろうか? 根拠のない自信があるからこそ、私たちは人生の課題に挑んでいくことができるのだ。 posted at 06:40:05
  4. つまり、ここで言う「根拠のない自信」とは、生きるという意欲のようなものであって、それがあって初めて私たちは発展することができる。逆に、「根拠のない自信」が失われてしまえば、私たちの発展はとまってしまう。 posted at 06:40:53
  5. 根拠のない自信を奪うものは、この世にたくさんある。たとえば、学校における行きすぎた点数主義、偏差値主義。ユニークな「才能」とそのような「標準的な」学力は関係がないのに、多くの人が根拠のない自信を奪われて、「私はこの程度だ」と思わされる。これは社会的損失である。 posted at 06:42:14
  6. 日本人は、このところ、「根拠のない自信」を失っているように思われる。だから、モーレツになれない。目が輝いていない。日本が再生するために何よりも必要なこと。それは、「明日は今日よりもよくなる」という「根拠のない自信」以外の何ものでもないだろう。 posted at 06:43:19
  7. もっとも、「根拠のない自信」だけあっても意味がない。時々、若者で「茂木さん、オレ、そのうちビッグになりますから」と言うやつがいるが、そういうやつに限って努力をしていない。それはつまり、自分の夢を、本気では信じていないということだ。本当は、自信などないのだ。 posted at 06:44:18
  8. 「根拠のない自信」を持つということは、大言壮語していい気持ちになる、ということではない。むしろ不安なのである。駆り立てられるのである。自分が持っている夢の大きさからして、本当にそれを実現するとしたら、どれほど大きな努力をしなければいけないかということを知っている。 posted at 06:45:30
  9. だから、「根拠のない自信」を持っている人は、努力でそれを裏付けようとする。天才とは凄まじいまでの努力をする人のことで、秀才とは中途半端な努力をする人のことである。その意味で、「根拠のない自信」を持ち続けることは、本当に難しい。もしできたら、その人の人生はすばらしい。 posted at 06:46:56

ワンチャンスを生かす方法を習得できるのか?

「フェドカップ 2012」は、日本が既に 3 勝をあげ勝利が決まったようですね!この勝利の一番手で登場したのは、私が説明するまでも無く、伊達公子選手でした。ファーストセットを落とすも、乗除に調子を上げて結局は格上の選手に逆転勝利を収めたようです。

20120205_FedCupHP

その時の試合の状況が「JTA 公式サイト」に「フェドカップ2012 JTA 公式サイト ::「日本対スロベニア」 記事 1」-として公開されていましたのでちょっと御紹介しておきましょう。

クルム伊達の防寒対策は十分だったが、どこか動きに切れがなく、リズムに乗れない。第1セットのアンフォーストエラーは20本。このセットは2-6で失った。

第2セットは互いにサービスキープの展開となり、クルム伊達にも徐々にリズムが出てくる。4-4で迎えた第9ゲーム、ワンチャンスを生かした。直線的な弾道のフォアハンドクロスを決めてアドバンテージ。これに恐れをなしたのか、ヘルツォグのダブルフォールトでサービスブレーク。ここしかないという場面で見せたクルム伊達らしさだった。次のサービスゲームを簡単にキープし、セットオールに持ち込んだ。第3セットはまさにクルム伊達のリズム。エラーもわずか6本と、安定したゲーム運びで試合を締めくくった。

流石は伊達選手!ってことで特殊技能のように扱ってしまってはもったいない感じもしますし。やっぱり、「ワンチャンスを生かす」ための Know-How は知りたいですよね・・・

多くの選手は「ワンチャンス」を生かせない。我が娘も例外ではありません。というよりも、ワンチャンスどころか何度かある「肝心な場面」でポイントが取れません。先日の試合では・・・

ファーストセット、コーチの指導通り前半から積極的にネットへ出て行きます。0-1、0-2、1-2 という場面。ネットへ出てポイントを重ね試合は「行け行けムード」の場面ですが、ポイントが取れません。1-3、2-3 となって再度、ブレイクしての自分のサーブ。当然ですがキープできればビックチャンス。しかしポイントが取れない・・・これまでに無く、前半からネットプレーでポイント重ねているのですが、かなりテンションも上がって、対戦相手もかなり恐怖のはずで、流れは本人にあるはずの場面でそのチャンスを逃してしまう・・・

我が娘だけではないでしょうけど・・・こんないらいらが続きます。試合中の「肝心な場面」というのは把握しているのですが、そのポイントが取れない・・・練習して見に付くことではないのかもしれませんが・・・それでも、やっぱり何かを変えれば少しは改善されるとは思うのですが・・・

日本のテニス関連メーカーに期待できるのか・・・

「TENNIS STORY テニスストーリー kids-tennis.com::業界筋さん」でとても興味深い内容が公開されています。私は、コンサルタントという職業柄、「業界」という言葉に関しては嫌でも注力してしまいますので、ちょっと偏っているとは思いますが。

気になった部分を引用して、私なりに解釈してみます。

しかしこの時代、日本の中で一番彼の活躍、つまりは彼(錦織圭選手)の報道に期待しているのはテニス業界筋の方々でしょう。この不況でメロメロな事業成績でしょうから。彼の活躍、報道で確実にテニスをする人は増えるし、業界が活気付きます。

が、しかし、この業界、目先のことばかり考えて売り上げエクセルとにらめっこばかり。彼のようなスター選手輩出には興味を示しません。なんでかな?実際にテニス界の為には必要だと分かっていても、小さな器で自分のことばかり考えているからでしょうか。とにかく日本ほど「選手」や「才能」というものを大切にしない国はないでしょう。

テニスメーカーは全国のジュニア選手に道具をばらまかず、その場だけのクリニックなどせず、しっかり選手を選出して契約し、世界への準備をする資金を与えるべきだし、世界に誇る特殊なテニススクールシステムを持つ日本のテニス教室は目先の儲けばかり考えず、幼少時から素晴らしい才能を伸ばせるようなしっかりとした指導、そして連携をするべき。そうしなければ日本産の世界のトップ選手なんてでてこないですよね。

以下は私の推測ですが、いわゆるスポーツ関連企業は、他のスポーツに比べて日本でのテニス市場はあまりにも小さい。つまり市場規模が小さいわけです。野球が1100億円、サッカーも同じほどの市場規模があると言われていますが、テニスはわずか100億円とかと言われています。当然ですが、存続のために企業は利益を追求する必要があるわけですから、より大きな市場規模があるスポーツに傾注する・・・それは残念ながら市場原理ですから仕方が無い。

昨今、実力主義が横行し、海外企業にトップの座をどんどん奪われている日本メーカーにとって、「その場、その場の利益を追求せざるおえない」状況であることは間違いありません。だから私は・・・

テニス界は、長期展望をたて、地域と密着しての競技発展を考える必要があると考えています。プロ野球のパリーグが地域密着型で発展しています。また、新潟にあるアルビレックスも地域密着型で成功へ向かっている・・・今やスポーツの世界は地域を無視しての発展は望めなくなっている。

上記で主張される「日本産」のプロ選手はやはり地域密着型を目指す・・・これが私の主張です!

錦織圭選手、世界トップ 10 入りを目指すために気が付いたこと

ネットを巡回していて、どこかのブログで「朝日新聞朝刊(2012年01月11日)」に錦織圭選手の特集がある・・・との情報得て早速我が家の朝日新聞を確認。うかつでした・・・まったく目を通していなかった・・・ありました!その特集記事が。

「錦織、世界トップ10狙う」いうタイトルでテニスファンには既に知っているような内容を一般の読者向けに解説しているといった内容ですから、本投稿記事で改めて解説する必要は無いかもしれませんが・・・ちょっと気になったセンテンスを引用しておきましょう。

「大進撃のきっかけは」の質問に以下のように解答しています。

0-6、1-4 と追い込まれ、逆に冷静になれた。無理に攻めずにつなぐことを意識したら、相手のミスが増え出して。今まで上位の選手に勝つにはすべてのポイントで鋭く、重いボールを打たないとダメだと思いこんでいた。攻め急がず、辛抱すればチャンスは来ることに気づいた。ターニングポイントです。

堅実なテニスとは、「攻め急がず、辛抱するテニス」ということなんでしょうか。以前の投稿記事「堅実なテニスと守備的なテニスの狭間で・・・錦織圭選手の葛藤!?」でも御紹介しましたが、まだまだ理解するには不十分なのですが、上記から「何でもかんでも攻めれば良いってもんではないよ、ってことに気が付いた」と言い換えることができるのでしょうか。

私は認識していませんでしたが、錦織選手はフルセットの末、逆転で勝利をするケースが多いそうです。これに対して、錦織線の父が主張するコメントが興味深い。

「圭は理詰めで戦術を練る。試合の中で相手のショットの特徴、スピードに慣れ、攻略法を探し出す」と情報収集力を指摘していました。

錦織選手は、ファイナルセットでは出だしでペースを上げて、ブレークできなかったら、とにかく食らいついていくように心掛けているそうです。まっ、言うは易く、実践するのは並大抵のことではないと思いますが、出だしに集中していくことは参考になるのではないでしょうか。

プロ選手と同じテニスをすることは不可能です。しかし、心掛けやターニングポイントがあって、何に気が付くかを参考にこれまでのテニススタイルを変更してみる勇気があれば、まだまだチャンスがある選手が多いのではないでしょうか・・・

「左利きには天才が多い」は都市伝説だった!?

ちょっと面白いウェブニュースを見つけました。「web R25::左利きには天才が多いって本当?」っていうのがそれ。ご存知の方も多いのですが、我が娘は完全なサウスポー。テニスだけではなく、お箸を持つのも字を書くのもサウスポー。

サウスポー

娘が誕生したのはアメリカで・・・直ぐに「左利き」と解かって担当医(当然、アメリカ人です!)に笑い話で「右利きに修正しないと・・・」と話をすると烈火の如く怒られました!「生まれつき左利きなのに無理矢理右利きに修正すると脳に負担が掛かる・・・」と意見されたため、それをそのまま鵜呑みにしてまったく修正することなく今まできました。

しょっと横道にそれましたが・・・上記の記事で気になった部分を抜粋しておきましょう。

生物学的な根拠を求めるのは難しいかもしれませんが、これはあり得ると私は思いますよ。いわゆる天才とはちょっと異なるかもしれませんが、左利きの人が後天的に才能を鍛えられる要素はあるのではないでしょうか。世の中にある道具の大半は右利きの人向けに作られているため、左利きの人は必然的にトレーニングの頻度が多くなるからです」

なるほど・・・「生物学的な根拠は無い」ってことですね!更に記事を続きます。

なお、「利き手」を医学的にひもとくと、「右利きの人は言語機能の優位半球が左脳にあり、左利きの人は右脳にある、というのが定説」(中略)つまり、利き手によって脳の使い方が変わるともいえそうだ。左利きに天才が多いといわれる理由のヒントも、この点にある。

「そもそも指先というのは、運動機能の面でも神経学の観点でも、緻密極まりないものです。そのため、手を使うという行為自体、良い意味で脳に大きな負荷を強いています。たとえば左利きの人が右利き用の道具を使う際には、“どう対応すべきか”という思考や検証が発生します。つまり、先天的に左利きの人は、幼い頃から自然に脳がトレーニングされてきたと考えられるでしょう」

上記の文面からは「左利きには天才が多い」とは言い切れそうにもありませんね・・・残念・・・

堅実なテニスと守備的なテニスの狭間で・・・錦織圭選手の葛藤!?

2011年、大躍進のきっかけは何だったのでしょうか?御存知、錦織圭選手の2011年を振り返ってのコラムが「Number Web : ナンバー::<日本男子最高位の自信> 錦織圭 「この1年でトップ10を狙いたい」(1/3)」として公開されています。

錦織圭

錦織選手の最大の魅力である「自由奔放なテニス」を封じ、新しいテニスを模索していた様子が紹介されています。「勝ちを追求するのか」それとも「自分のテニスを徹底するのか」で迷う錦織選手の苦悩が明確に示されています。

錦織の’11年は堅実さを追い求める日々だった。シーズン開幕前、アンドレ・アガシらを指導したブラッド・ギルバートをコーチに招いた。『ウイニング・アグリー』(直訳すれば「醜く勝つ」)という著書を持つ新コーチは錦織に、格好よく勝とうとするなと説いた。無駄にリスクを冒さないこと、守備力を上げること、そうして全体的にミスを減らすことを求めたのだ。

なるほど・・・「勝つこと」や「ランキングをあげること」の徹底して集中するためには、上記のようなことが要求されるのであろう。しかもプロの上位の世界で。記事は更に続きます。

「今は守りを重点的にやっているが、攻めないと勝てないので、その判断力をつけたい」

こう語った錦織。落胆の色は隠せなかった。堅実なテニスと守備的に戦うことは必ずしもイコールではない。それを痛感したのだろう。今は守るべきか攻めるべきか、錦織はまだ、その基準を見定めることができずにいた。

堅実なテニスと守備的なテニスの違いは何か・・・ネット上ではその結論が公開されていませんが、それでもそのヒントは記述されています。

「急にテンポを変えたり、バックハンドのクロスから急にダウン・ザ・ラインにペースを変えて打ったり。実際、盗んだ部分もありますが、ああいう頭のいいプレーが自分の目指すところかなと、彼を見ていて感じます」

のらりくらりと戦っているようでいて、マリーは守備が堅い。そして、突然、攻撃に転じる。まさしく頭のいい、うまい選手だ。

最終的な結論は、どうやら雑誌には記載されているようですから購入してみようと思いますが、上記だけでも十分に参考になりますね。「頭の良いプレー」という定義も興味津々です。

スポーツをする子供たちに大人の我々が必ず伝えなければならないこと

しかし・・・田中ウルヴェ京女史(@miyakoland)は魂のこもった Tweet を公開してくれます。Twitter の良さは、その時に感じたままをあまり体裁を考えずにぶつけていくこと・・・だからこそ、感情がむき出しになった素晴らしいつぶやきが登場するのでしょう。

もう素晴らしい、という一言です。Tweet を転載して良いものか不明ですが、良いものはやっぱり残しておきたい・・・ということで、「連ツイ」を転載しちゃいます。

スポーツをする子供たちに大人の我々が必ず伝えなければならないこと。「どんなに不公平に思えることや、ありえないと思うことでも、人のせいや環境のせいにしないこと」。一流選手になりたいなら、どんなときも「今、できることは何か?」の視点に気持ちを向けることができること。(Tweet より)

競技において、どんなに身体的にも技術的にも能力のある子供でも、「今、できることは何か?」に立ち返れない子供は、いざというときに実力は出せません。(Tweet より)

それができるようにするためには、目の前にいる大人が、それを実践すること。(Tweet より)

(中略)

子供に真剣に何らかのスポーツをさせている親御さんによく聞かれることは「スポーツで成功するために今必要なことは何ですか?」だけど。スポーツで成功するために必要なことというよりは、「人生で最も大事な、あらゆる生きる力を身体で覚えざるを得ない状況」を沢山経験できるのがスポーツなわけで。(Tweet より)

さらに、そういう親御さんには逆に質問したくなる。「あのー、そもそも、スポーツでの成功って何ですか?」と。スポーツでの成功は、一時的な勝利でも、一時的な名誉獲得でもない。いや、それらも「成功」と定義していいものだけど、それだけを目標にしていたら、そもそもその成功は勝ち取れない。笑。(Tweet より)

(中略)

要するに、私は子供たちがスポーツをしていることは好きです。でも母として大事なことは「結果や相対評価ではなく、目の前のわが子が、二度と来ない今日、何を学んだか、に集中すること」。(Tweet より)

何度も読み返したくなるつぶやき・・・最後のつぶやきは、「母」に限らず「父」にもいえることでしょうね。重要なことは、こうした内容を日頃から実践することでしょう。