意外と知られていない!? ITF Junior と WTA、ATP の関係


ジュニアテニスに興味を持ったのが、娘が小学校5年生の時。必死に「関東ジュニアランキング」なるランキングを上げるために、我妻がいろいろと試行錯誤していた記憶があります。「小学校のうちから、一つのスポーツに何をそんなに必死になっているんだ・・・出場する試合数、多過ぎないか?」とよく私は小言を言っていました。

そんな中、所属するテニスクラブから海外遠征のお誘いがあり・・・海外で試合してどんな意味がある!?と、これも初回は却下!まるでテニスの仕組みを知らなかった私は、とにかく小学校のうちは、いろいろな経験をテニス以外から吸収して欲しい、なんて考えていたわけです。その後、ランキングを度外視して、海外遠征には、参加させるようにしましたが・・・

当時、ネットを調べると・・・関東ジュニアランキング、JTA ランキング、ITF Junior Ranking、WTA Ranking・・・そりゃ~もうありとあらゆるランキングシステムがあって、それらの相互関係が全く理解できず!とにかくネットを徘徊してもなかなか情報もなく・・・本当に苦労しました!全ての要綱を日本語・英語で全て読破して・・・そして解ったことは、以下の通りでした。

  • 関東ジュニアランキングは、独立していて、他のランキングシステムとは何も関係していない!(日本国内で公開されているジュニアランキングも存在しません!)
  • ITF Junior Ranking は、独立していて、WTA や ATP のランキングとは何も関係ない!ただし、上位選手は、WTA や ATP の大会のワイルドカードを取得できるかもしれない。
  • WTA、ATP ランキングが、世界で統一された唯一のランキングシステムである!
  • JTA ランキングは、日本で唯一、統一されたランキングシステムで、WTA や ATP のランキングポイントが反映される!ただし、ITF Junior のランキングポイントは反映されない!

上記のようなことを本当に苦労して調べたのを記憶しています。そして、先日、上記のようなランキングシステムの内容を明記する投稿記事が公開されましたので、ご紹介しておきましょう。その投稿記事は、「kids-tennis.com::3日連続雨」です。

ジュニアの皆さんの為にざっと説明しますと、「日本」という枠組みとは全く別に「世界」はあり、18歳以下のジュニアの世界(いわゆる ITF)と年齢の関係ない世界(WTA、ATP)があります。ジュニアや久留米など賞金の少ない大会は ITF の管轄。

そしてそのジュニアの ITF とプロの WTA、ATP はこれも直接関係なく、まあジュニアランキングトップ選手はたまにワイルドカード出場させるか?というくらいの関係です。

これです、これです。意外とネットには情報がありませんでした・・・また、上記では、「プロの WTA、ATP」とありますが、これってプロ選手じゃなくても獲得することができるんです!テニスの世界は、プロとアマチュアの世界の区別が他のスポーツよりも曖昧で、それこそジュニア選手でも WTA、ATP のランキングを取得できます(当然、取得するためには、大会のエントリーができて、更に勝利を重ねる必要がありますが・・・)。

そうしたことが、上記の投稿記事の後半に以下のように紹介されています。

しかしそのジュニア ITF とプロ興行 WTA、ATP のシステムは似ていて、自分の獲得ポイントでランキングが決まり、大会にエントリーすればそのランキング順で出場できるかどうかが決まるようにできており、つまりは誰もが出場したい大会が一番出場するのが難しい大会となるわけで、ウインブルドンとて皆がエントリーしないと誰でも出れる大会となるわけです。ま、芝は敬遠されるのでランキングの実力順からいえばフレンチが世界で一番実力的には高い大会となるでしょう。

大会側もその賞金総額でランク分けされていて、ホスピタリティーも整備しなければならず、スポンサー、スタッフ集めに大変。少しでもランキングが高い選手に来てもらおうと頑張っていますよ。久留米もインドアも無い小さな公営コートですが、地域ぐるみで頑張ってます。

まあこのような選手と大会の関係ですが、大会は週ごとに世界中で開催されており、ジュニアでもシニアでも、もしも頑張ってポイントを稼ぎたいのなら、1年中世界を回らなければならない事になる。体力も財力もエラいこと。そしてどうしてもポイントを・・・というのなら、危ない紛争地域や衛生最悪の国、または放射能漏れなど心配な国・・・(実際今年は外国人かなり少ない)などを狙って遠征するわけであり、恐ろしくも実際にそれを行っている人もいますよ。

という風に、現実問題として「プロ」を目指すというのなら、18歳で賞金で飯が食えるようになる逆算シミュレーションをする事が必要で、長期計画で大会や遠征を選ぶ必要があるんですね。

いずれにしても、厳しい世界に間違いないのですが、上記、全く大袈裟ではなく、強豪選手の出場の可能性が少ない大会を選んで出場しているジュニア選手もいらっしゃる!そして、ランキングポイントは52週間(つまり1年間)しか維持できませんから、複数年に渡ってランキングを維持するためには、大会に出場し続けて、更にポイントを常に獲得する必要があるわけです・・・

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