試合中のコーチング禁止、と言われても・・・また、時代小説から学ぶ!


最近、プロテニスの世界では、オンコートコーチングシステムと呼ばれる試合中のコーチングを許可する大会が増えてきました(ひょっとして、WTA だけでしょうか!?)。コーチの重要性は、言うまでもありませんが、こうした新しい(と言っても随分と前からですが・・・)試みは、テニスのやり方に変化をもたらすのでしょうね!

さて、現在、「千葉県ジュニアテニス選手権大会」がスタートしていますが、その要項の注意事項に以下のような項目があります。何も珍しいものではありませんし、千葉県だけってことでもありませんし、世界共通の注意事項ですよね・・・

試合中どんなアドバイスや助言もうけてはならない。応援は声を出さないこと。
以上に違反したプレーヤー、コーチ、観客は警告に従わないとき退場(失格)させられる。

しかし、この注意事項ってどこまで有効なんでしょう・・・目的はなんでしょう・・・プレーヤは、たった一人で、可能な限り平等な条件で戦う、ってなことなのでしょうけど、コーチは、その日の選手のプレーは、選手の試合内容をちょっと観戦すれば、どんな調子なのか判断できるでしょうし、選手は、会場にいるコーチの何気ない仕草で、何を修正すべきなのか判断できてしまうような気がするのです。つまり、コーチが会場にいるだけで、アドバイスをすることになるような気がするんです。私は、それを「いけない」と主張したいわけではなく、そういうものだと思うと主張しているだけではありますが・・・

上記のようなことを常に感じていたのですが・・・正に、それを裏付けるような内容が時代小説からも読み取ることができます(また、時代小説です!行き過ぎだ、と言われても止めない私です!)。その時代小説とは、隆慶一郎著「鬼麿斬人剣 改版」(新潮文庫:2008年5月)鬼麿斬人剣です。物語はさておき、上記に関連する記述を引用しておきましょう。

この二人は時におかしな仕草をかわす。鼻の下をこすったり、唇をとがらせてみたり、耳をつまんでみたり、片目をつぶってみせたりする。すると一方も必ず膝の塵を払ったり、胸をさすってみせたりする。(中略)その仕草で意思を疎通させ合っていたのである。(p.262)

何も話さず、ただただ向き合っている二人。何をすることもなく、ただただ酒を飲んでいる・・・実は、昔から日本には「あうんの呼吸」とか「暗黙の了解」とか、何も言葉を交わすことなく、お互いがその意味を理解するようなことがあるのは、誰でも認識しています。そうした情景を見事に表現している上記の文章ですが、これって、きっと今の日本人の文化の中でも生きていると思われます。

私の理解が正しければ、長年、付き合いのあるコーチと選手なんて、ちょっとした仕草で、お互いの意思疎通が可能で、何が良くて、何を修正する必要があるのか、といったことは、コーチが試合観戦している仕草だけで、選手が理解できるようになると思うわけです・・・

ちょっと飛躍しすぎかな・・・

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4 comments

  1. Zero Cool より:

    大島コーチ
    ご無沙汰しています。そしてコメント有難うございます。
    私も「試合中のコーチング」に関してはルール化して実践したほうが良いと思っています。孤独といってもコーチとは阿吽の呼吸でしょうから(笑)

    意外に子供たち(時々、親を含みますが・・・)、ちょっとしたコーチのしぐさで「今日は機嫌が悪そうだね~」なんて話しているものですのでご注意下さい(笑)どうやら、男子よりも女子の方が敏感です。

  2. 大島コーチ より:

    Zero Cool さんへ、お久しぶりです。
    試合中のコーチングですか、ある程度なら認めてもいいと思いますね。以前は、全国小学生大会において、ファイナルセットに入ったときは、10分間の休憩とコーチングも認められていました。なぜ、なくなってしまったのでしょう?
    でも、規制を外すと、収集つかなくなることもあると思うので、「ある程度」です。3セットマッチが当たり前になれば、ファイナルセット前にコーチングなんていうのはいいですね。最後の苦しい場面をコーチと二人で乗り切る感じがあって、ちょっとカッコいです(笑)。
    まあ、でも、「コーチは、その日の選手のプレーは、選手の試合内容をちょっと観戦すれば、どんな調子なのか判断できるでしょうし、選手は、会場にいるコーチの何気ない仕草で、何を修正すべきなのか判断できてしまうような気がするのです。つまり、コーチが会場にいるだけで、アドバイスをすることになるような気がするんです。」と言われると、自信はないですが、そうあるように努力はしていきたいと思っています。
    どちらにしても、子どもたちが「全力で戦える場」を作ってやらないといけないわけで、日本では、その「場」が少ないことを憂います。そうなることを願って、微力前進です。

  3. Zero Cool より:

    久保田さん
    コメント、有難うございました。
    あくまでも私の私感ですので、正しいかどうかは責任が持てませんので・・・(笑)
    ただ、脳科学に関しては結構真剣に考えて投稿記事を公開しているつもりですので、ちょっとは当てになるかも。

    今後とも宜しくお願いします。

  4. 久保田達也 より:

    始めてコメントさせていただきます
    久保田と申します
    Google アラート に「脳科学」と入れてあるのですが
    「[脳科学]」に関する 1 件の新しい検索結果 ===としてこのサイトが紹介されていました
    読ませていただき誠に同感とうなずき、さっそくご紹介されている書籍を中古で取り寄せさせていただきました
    小生もテニスを剣豪のように修行したいなどとこっそり考えており暗中模索を楽しんでおります
    ありがとうございました

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