マネージメントとは・・・


先日公開された「濱浦貴光 公式ブログ::選手を育てるマネージメント」という投稿記事。とても興味深く拝読しました。「選手を育てるマネージメント」と何やらとっても響きが良い、少なくとも私にとっては。

ただ、「マネージメント」という言葉は、いろいろと誤解をされることもしばしば!「マネージメントされる・・・」と聞くと、直ぐに「自由が無くなる」と理解される方も多いのには、ちょっとビックリしますが・・・ただ、英語の「Management」が日本語では、「管理」と訳すことが多く、この管理という言葉は、Management の他に Control や Administration なんかもありますからしょうがないのですが・・・

ということで、ちょっとだけ「マネージメント」のお話を・・・何といっても、私の本職もマネージメントを教えることなので。

私の場合、「マネージメント」とは、「PDCA サイクル」をまわすこと、と定義しています。いわゆる「管理サイクル」とか言われているものです。簡単に説明すると、「計画する(Plan)」、「計画を実行する(Do)」、「実行した結果を確認・分析する(Check)」、そして、「計画を修正する(Act)」という手順を繰り返すこと」ということになります。それぞれの頭文字をとって、PDCA といって、この手順を終わりることなく繰り返すので「PDCA サイクル」というんです。これは、アメリカのエドワード・デミングという人が、日本に持ち込んだんです。

更に、この「マネージメント」は、日本では特に、経営資源に対して実行することを推奨します。つまり、経営資源とは「ひと・もの・かね」が原則ですから、この経営資源それぞれに対して PDCA サイクルをまわせ、ということになります。これって、ビジネスの世界だけではありませんね、活用できるのは。

上記から考えると、テニスの世界はどうでしょう・・・例えば、上記でリンクさせていただいた投稿記事で、「選手を育てるマネージメント」とタイトルから、私としては、「選手育成のための計画がある(Plan)」、「計画を実行する(Do)」 、「実行した結果を確認・分析する(Check)」そして「計画を修正する(Act)」ということになりますが・・・まずは、「選手育成のための計画」を観たことがない!

計画は、通常、我々の世界では、長期(5年)、中期(3年)、短期(1年)の3種類を推奨していますが、最低限必要と考える短期計画すら立案していることは少ないのではないでしょうか。また、計画とは、目標とその目標を達成するために何が必要かを明記する必要がありますが、目標はあるが、その達成のために、何が必要かを明記されていること無い・・・つまり、マネージメントなんてまったくやっていないに等しいわけですね。

まっ、大企業でもそうしたマネージメントができるような企業が少ないのですから、テニスというニッチな世界では、もっと難しいのかもしれませんね・・・

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8 comments

  1. Zero Cool より:

    濱浦コーチ
    一般人には、いまひとつG-Projectno概要や詳細が明確になっていないことが問題ですね!ちょっと調べるだけでは、情報が得られません・・・そういう意味では、テニス界はもっと情報を公開すべきではないかと思いますが・・・我々のような一般的なテニスファンは、静観するしかありませんが。

    「指導」なんて・・・まっ、マネジメントを語ると長くなりますので・・・ただ、専門分野なので・・・

    また、宜しくお願いします。

  2. 濱浦貴光 より:

    これは私の想像ですが、、、。

    JOCの援助と理解を最大限に得る為には、オリンピックの金メダルを
    掲げる必要があるのでは無いかと思います。その中で、過去にGS大会
    の優勝の実績もある女子ダブルスの金を(謙虚に)掲げたのでは無いか
    と思っています。 あくまで想像ですが、、、。

    ドライに感じる選手がいる事も理解出来ます。ただし、恩恵を受けて
    確実にレベルアップしている選手もいると感じています。ダブルスだけ
    が最終目標では無いと思っています。

    また機会があれば、マネージメントについてご指導をお願い致します。

  3. Zero Cool より:

    濱浦コーチ
    目標は、確かに曖昧ですよね!G-Projectもどうもテニス協会が掲げる目標と選手の目標が合致しないようです。テニスでは、オリンピックと言う大会がやっぱり最大の目標ではないようですし、協会が主張する「ダブルスでメダル」ということに選手は結構ドライに反応しているようです・・・

  4. 濱浦貴光 より:

    すいません、G-projectを忘れてました。

    リオ五輪で「金メダル」(ダブルス)です。

    少しづつ始めようとしている努力はあります。
    評価されるのは結果が出てからでしょう。

  5. 濱浦貴光 より:

    確かに、、、でも、マネージメント以前に他の競技にあって、
    テニスに無いのは明確な目標では無いでしょうか?

    大概のクラブや組織が目標は「世界に通用する、、、、」
    このファジーな感じを完全否定する訳じゃないですが、
    「金メダル!」や「W杯優勝」等、具体的な目標が
    無いので計画以前の所で思考が止まっていると思います。

    男子U-16の世界大会優勝は目標と計画がマッチしていた
    例ではあると思います。

  6. Zero Cool より:

    濱浦コーチ
    いや~ちょっと照れますが・・・
    ただ・・・水泳や陸上といった個人競技でも、日本ではしっかりと長期計画を持っている団体もあるんです。その成果は、ご存知だと思いますが、オリンピックというひのき舞台で出ているのは誰でも知っているのですが・・・

    テニスでは、そうした計画を聞いたことがありませんし、テニスクラブでも聞いたことがありません・・・それで、どうやって選手強化が出来るのかな、と常々思っています。

  7. 濱浦貴光 より:

    Zerocoolさん

    非常に勉強になりました。

    マネージメントを日本のスポーツの世界で「上手く』
    説明するのは、中々難しいですね。 

    まあ、既得権益がそれぞれの団体であるので、その既存の
    システムを崩すのを嫌がる輩が多いと言う事かと感じて
    います。

  8. […] This post was mentioned on Twitter by totasu3, Zero Cool. Zero Cool said: 【ブログ更新】: マネージメントとは・・・ – http://bit.ly/fKvr81 #tennisjp […]

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