1セットマッチはテニスじゃないと思う理由


世界の上位(トップ 50 とか・・・)で活躍する日本人テニスプレーヤが少ない(いない!?)と主張されて随分と経ちますが、テニスに関係している方々の努力は、日々伝わってくるのですが、なかなかその成果が出てきませんね・・・その理由の一つとして、よく「ジュニアの世代の1セットマッチのテニス」を挙げる人が多いことは、よく知られていると思います。

しかし、一方で、「1セットマッチで勝てない選手が3セットマッチで勝てるはずがない」とか「試合に1セットマッチも3セットマッチも違いはない」と主張される方々がいらっしゃって・・・ちょっと私としては違和感がありますから、ここで明確にしておきたいと思います(誰も興味はないと思いますが・・・)

通常テニスは、3セットマッチです。誰でもご存知ですよね。男子プロの世界では、5セットマッチもありますが、それでも多くは3セットマッチ。テニスの試合は、獲ったセット数で勝利が決まります。これって当たり前のようですが、意外とこうしたセット数で勝利がきるスポーツって少ないんと思うんです。

サッカーは、前半後半の総合得点、野球は9回戦った上での総合得点、バスケットボールも4つのクオータを戦った総合得点・・・総合得点で勝敗が決する。セット数で決まるスポーツでは、バレーボール、卓球、バトミントン・・・その他にもあるかもしれませんが、ただ、テニスだけは得点のシステムが複雑です。

テニスにおける得点の種類はポイント、ゲーム、セットの3つを考える・・・(私個人では、「3レイヤー得点システム」なんて呼んでいます・・・)。しかし、他のセット数での勝敗を決めるスポーツでさえ、こうした複雑なポイントシステムを採用しているスポーツはありません(と、理解しています)。実は、ここにテニスの面白さがあるはずだし、テニスの難しさがあるはずです。

ポイントを獲得するため、ゲームを獲得するため、セットを獲得するため、そして勝利を決めるための Know-How が揃わないと試合に勝利することはできないのです。

ところが、ジュニアテニスの世界(流石に全国レベルではそうしたことはありませんが・・・)や学校テニス(なんと!インターハイを含める)の世界では、1セットマッチと言った試合形式が取られます。つまり、6点で勝利を決する!この1セットマッチ・・・ポイントを取るため、そして勝利を決めるための Know-how だけで試合をすることになるわけです。ゲームをとるため、セットをとるための know-How は必要としないわけです。

「勝つための Know-How」が違う内容は、もはや同じ競技ではない、と私は考えています。特に、「1セットマッチのテニス」なんて、どうやら世界広しといえどもの日本特有、と主張されている方々もいらっしゃるようですし。

1セットマッチがいけない、とここで主張しているのではありません。1セットマッチはテニスではない、とここで主張しています。いっそのこと、1セットマッチのゲームは、他の競技として定義してはどうでしょう。テニスの醍醐味は、3レイヤー得点システムなんですから!

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4 comments

  1. Zero Cool より:

    jayjaysさん
    コメント有難うございます。
    12歳からは3セットマッチ・・・日本では夢のような話ですね・・・関東、全国レベル意外で3セットマッチなんて日本では探すのが難しいかも。どうやら日本産の優れた選手を世界へ送り出すためには、この辺も改善しないといけないかもしれませんね・・・

  2. jayjays より:

    ZeroCoolさん、こんにちは。拝読しました。オセアニアでは10歳以下が9ゲーム1セットマッチ、12歳以下からは3セットマッチが一般的です(メインドロー)。もちろん天候によってはスーパーTBとなることもありますし、コンソレは通常スーパーTBですね。

    やはり日本は人口が多い分参加人数が多くなり、時間的制約がきついのではないでしょうか。でも1セットマッチでは、本当の実力は反映されずに「運」もかなりのファクターを占めるような気がします。

  3. Zero Cool より:

    お~賛同して頂ける方がいらっしゃった!(って、ryopapa さんだったら当たり前かな・・・)
    1セットだと、サービスの順番だけで試合で有利・不利が決してしまうこともありますし。ただ、バレーは、ラリーポイント方式に変わったのと同時に、ポイントが15ポイントから25ポイントへ変更になりましかたらね!スパータイブレイクなんてテニスではありません(と思っていますよ~私は!)

    「日本人のキッチリとした大会運営への考え方、スケジュールを消化する事が最優先で大会を運びたいという事が一因だ」というのは深刻な問題ですよね!

  4. ryopapa より:

    全く同感です。
    いつ頃から日本では1セットマッチが定着したのでしょうかね。
    私が思うに、日本人のキッチリとした大会運営への考え方、スケジュールを消化する事が最優先で大会を運びたいという事が一因だと思います。
    先のウィンブルドンではありませんが、決着がつくまではとことんやる。メジャーリーグだって引き分け無しの為に夜中までゲームが続くことはザラにあります。
    限られた休日に草トーナメントを楽しむプレーヤー達にとっては良いとは思いますが、競技としてのテニスを考えるならば、おっしゃる通りに1セットマッチは別な種目でしょう。

    ノーアドバンテージ方式も然り、これも本来の道を外れた別な種目に近いと思います。
    デュースと競った場面、いかにして2連続ポイントを取るか、取らせないかが勝負。
    ビッグサーブ1本、レシーブミス1本、偶然のコードボール1本でゲームが動いてしまうのは本来の姿ではないと思います。
    ただ、プロの試合でもダブルスでは採用し始めている事もあるし、バレーボールもサーブ権方式からラリーポイント方式に変わりました。う〜ん、どうなんだろう。

    1セットマッチ、ノーアドバンテージ方式、オムニコートの普及。
    どれを見ても、世界と戦う以前に、その入口が違っていては相手にはならないではないでしょうか。

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