世界で戦う、ってどこまで「本気」ですか!?


ジュニアテニスに関係していると、選手は勿論ですが、その周辺に存在する関係者(コーチや学校の先生、更には親)は、「いづれは世界で戦う・・・」と考えている方々、多いですよね。テニスに関わっていると世界でテニスをすることが当然といった風潮がありますから、それはそれで良いのですが、多くの場合、「世界で戦うって、どこまで本気なの?」と疑問に感じるケースが多々あります。

世界で戦うために、コーチは何をジュニア選手に教えなければいけないのか、ジュニア選手は、何をマスターしなければいけないのか、親は何をサポートしなければいけないのか・・・やることは山ほどありますが、「本気」で世界を見据えている、とは言い難いケースが多々ありますよね。

本日、やはり茂木健一郎氏が「本気」に関して「連ツイ」を公開していますので引用しておきましょう。

  • 本気(1) 鳩山元首相がツイッターでつぶやいた「裸踊り」は、TEDにおけるデレク・シヴァーズの講演「いかに社会運動を起こすか」。デレクは、たった3分で、情熱を持って社会運動の起こし方を語る。
  • 本気(2) 一秒たりともムダにしない。これが、「次の時代のハーバード」とも言われるTEDのエートスである。最初からトップギアに入り、そのまま疾走する。本気でやれば、たった3分でも、世界を変えることができる。
  • 本気(3) 人間の脳は、相手がどれくらい本気であるかということを察知する能力を持っている。TEDがこれだけ高い評価を受けているのも、そこに登場する人たちが、皆「本気」だからだろう。
  • 本気(4) 本気であるとは、つまり、そこに自分の蓄積してきたもの、出せるもののありったけを投入するということである。一気に駆け抜けて、言い訳をしない。そのような「本気」に対しては、誰でも敬意を払う。
  • 本気(5) 日本の悲劇は、指導層の間に、長らく「本気」が見られないことだろう。講演、挨拶でも、「本日はお日柄もよく」などで始まる愚にもつかない話が続き、一向に本題に入らない。一秒目からトップスピードのTEDと、いかにテンションが違うことか。
  • 本気(6) 新聞が若者に見捨てられているのは、紙面から「本気」が伝わって来ないからである。自分たちを安全圏において、気の利いたことを書いて偉そうにしている。安楽椅子のジジイのような態度に、若者たちは怒っている。そりゃあそうだ。若者たちは、これから、生きなければならないのだから。
  • 本気(7) 織田信長が、今川義元の大軍に攻め立てられて絶体絶命、その時に、「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。」と敦盛を舞い、熱田神宮に参拝して必勝を祈願し、打ち出ていった。その時の信長は本気だったろう。
  • 本気(8) 「平家物語」の壇ノ浦で、二位の尼が、幼い安徳天皇を抱いて、「浪のしたにも都のさぶらうぞ」と入水した時、彼女は本気だったろう。
  • 本気(9) 新聞記者がもし本気でジャーナリズムをやっていたら、自分の良心に照らして、合理性のない「記者クラブ」の制度など、自ら即刻廃止するだろう。少なくとも、その努力をするだろう。私にどうしても理解できないのは、彼らがそれをしないことだ。きっと、本気ではないのだろう。
  • 本気(10) もし、大学の関係者が、学問をできるだけ多くの人たちに伝えるということについて本気だったら、必死になってありとあらゆることをするだろう。大学の「公開講座」から伝わってくるのは、「とりあえずやってます」という弛緩した空気だけだ。
  • 本気(11) マイケル・サンデルの「白熱教室」、スティーヴ・ジョブズのプレゼン。これらに共通なのは、「本気」だということである。それに比べて、日本では、テンションが低く、やる気のない態度が蔓延していることか。
  • 本気(12) 日本に住んでいて一番頭に来るのは、本気で生きる気持ちもないやつらが、本気で何かをしようとしている人たちの足を引っ張ったり、揶揄したり、下らないことを押しつけたり、そういう光景があり過ぎるということ。
  • 本気(13) 一番悲しいことの一つは、「パブリックセクター」、すなわち公務員や、教育委員会といった人たちと話していて、「この人は本気だ」と思うことが、ほとんどないということ。パブリックセクターの人たちが、日本の「本気」度を下げているというのが肌で受け取る実感である。
  • 本気(14) テンションの低い人に、意味のない形式や、よくわからない段取りを押しつけられる。こっちは、事を荒立てまいと思うから、「はいはい」と聞いたフリをしているが、仕事が終わったら後ろを振り返らずに全速力で逃げ出す。記憶から、そのテンションの低さを消す。
  • 本気(15) 日本人はさあ、幕末もそうだったけど、いざとなったら、本気になれるんだよ。だけど、今の社会の、官僚たちや、マスメディアや、大学の先生たちの「ローテンション」に付き合っていたら、いつまで経っても本気になれないや。
  • 本気(16) 首相の記者会見なんかも、記者クラブがしきっているだけでなくて、質問の順番も、最初にNHKとか暗黙のうちに決まっているらしい。もし本気でジャーナリズムやってるなら、そんなもんかっとばしてばしばし質問すればいいだろう。
  • 本気(17) 日本も、段取りとか根回しとか、そんなかったるいことに付き合っている時代はそろそろ終わり。そろそろ、俺たちも本気(マジ)になろうぜ。俺たち、いざとなったら、なかなかやるもんだぜ。

上記、「本気(12)」に記述されている「日本に住んでいて一番頭に来るのは、本気で生きる気持ちもないやつらが、本気で何かをしようとしている人たちの足を引っ張ったり、揶揄したり、下らないことを押しつけたり、そういう光景があり過ぎるということ」は、テニス界に関わっていると本当に良くあることです。しかし、本気であれば、こうした雑音は聞こえなくなるはず!それこそ本気なんですから。

テニス界の関係者は「本気であるとは、つまり、そこに自分の蓄積してきたもの、出せるもののありったけを投入するということ」をもっと徹底して実践すべきではないでしょうかね。結果を気にしていては、何もできなくなりますよ!

【追記:2010年9月5日】
上記の茂木健一郎氏の連ツイ、「本気」が、「茂木健一郎 クオリア日記::連続ツイート 「本気」」として、ブログに公開されましたので改めてご紹介しておきます。

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