Archive for 2010年09月05日

良い試合を観戦してミラーニューロンを活性化する!

仕事の関係で、渡米して結局は7年以上もアメリカに滞在していましたが、その時に、プロバスケットボール、NBA 観戦にはまったのは、以前私がバスケットボールをやっていたことを知っている方々には、改めて説明する必要は無いと思いますが。ちょっと異常なほど(現地のアメリカ人からも、You are crazy on NBA. と表現されたほど・・・)でした。

当然、試合会場まで行って観戦することは当たり前ですが、自宅でもケーブルテレビで、試合前から全ての自分の作業(残仕事やシャワー等々)を完了して、NBA のテレビ放送にかじりついていました・・・そして、観戦しているだけで「くたくたに疲れてしまう」という経験をしてきました。観戦しているだけで、疲れてしまう・・・不思議でしたが、今はこの状況に科学的に納得しています!

NBA のテレビ観戦で、「ミラーニューロン」が活性化していた!つまり、身体的にバスケットボールを実践していなくても、脳内ではバスケットボールを実践していた!心理学を勉強し始めて、ちょっと統計的な分析に飽きてきて、脳科学を勉強して発見した驚くべき事実!この「ミラーニューロン」に関して、解り易い内容が内田樹氏のブログにおいて、「内田樹の研究室::団体行動のすすめ」として公開されましたのでご紹介。

先日の演武会をご覧になった方は気づかれたであろうが、初心者と上級者の違いは、「ポジショニング」にまず表れる。演武をする畳のどの位置に座るかは畳の広さと演武者の数から、自動的に決まる。しかし、初心者はどこに行けばいいのかわからず、なんとなく前の人についてゆくので、しばしば「だま」になってしまう。演武が終わったあとも、どこに戻ればいいのかがわからず、最初と違う位置に座ってしまう人がいる(これは上級者にも散見されるが)。これは「スキャン」ができていない、ということを意味している。

「スキャン」というのはつねづね申し上げているように、「自分を含む風景を上空から俯瞰する想像的視座」に立つ能力である。ボールゲームの場合であれば、どこにスペースがあるのか、どこにディフェンスの穴があるのか、どこに味方のサポートがあるのかを上空から俯瞰して、逡巡せずにその最適動線を走るためには「スキャンする力」が不可欠であることは誰にもわかる。

ここまでは、良いですよね!実は、バスケットボールをやっているとある瞬間、全体がパッと見えるような(まるで、もう一人の自分が自分に指示を出すような・・・)瞬間を感じることがありました。幽体離脱・・・脳科学の世界でも、アスリートの幽体離脱経験は実証されているそうですが、正にそうした能力です。投稿記事は続きます。

問題は「スキャンする力」はどうやれば涵養されるかである。これについても何度も書いた。「スキャンする力」は「ミラーニューロンの活性化」と相関する。他人が何か動作をしているときに、私たちの脳内でも、その動作をするときに必要なニューロンが発火している。ただし動作としては出力しない。脳内で「シミュレーション」だけが行われる。シミュレーションした動作を「出力」回路に繋げると、見たのと同じ動作が再現される。

つまり、他人がやっていることをみているだけで、自分がやっているときに活性化するのに必要な脳の働きが生じる、ということです。

「見取り稽古」というのは、すぐれた術者の動きをただ見ているだけの稽古のことであるが、これはなまじばたばた走り回って大汗かいて稽古するよりもはるかに術技の上達に資する。怪我をすると稽古を休んでしまう者がいるが、本当は怪我をしているときに黙って稽古を見ているというのはきわめて効果的な稽古なのである。

とにかく、そうやって他人の動きを熟視して、脳内でシミュレーションをしていると、何が起きるかというと、「他人の身体に仮想的に入り込んでしまう」ということが起きる。なにしろ自分の脳内では、他人の動作がニューロンレベルでは再現されているので、「まるで自分自身が動いているみたい」に感じられるのは原理的には当たり前のことなのである。

どうですか?科学的に立証されている・・・上記のことは、テニスだってまったく同じことが言えますよね。「良い試合を観戦することで、自分のミラーニューロンを活性化し、大汗をかいて練習すること以上に向上することができる・・・」ということがいえる!重要なことは、「良い試合を観戦すること」です。自分が対戦するような同じようなレベルの選手の試合をみるよりは、上位の選手が登場するより上のラウンドや大会を観戦すること・・・それも立派な練習なんですよね!

世界で戦う、ってどこまで「本気」ですか!?

ジュニアテニスに関係していると、選手は勿論ですが、その周辺に存在する関係者(コーチや学校の先生、更には親)は、「いづれは世界で戦う・・・」と考えている方々、多いですよね。テニスに関わっていると世界でテニスをすることが当然といった風潮がありますから、それはそれで良いのですが、多くの場合、「世界で戦うって、どこまで本気なの?」と疑問に感じるケースが多々あります。

世界で戦うために、コーチは何をジュニア選手に教えなければいけないのか、ジュニア選手は、何をマスターしなければいけないのか、親は何をサポートしなければいけないのか・・・やることは山ほどありますが、「本気」で世界を見据えている、とは言い難いケースが多々ありますよね。

本日、やはり茂木健一郎氏が「本気」に関して「連ツイ」を公開していますので引用しておきましょう。

  • 本気(1) 鳩山元首相がツイッターでつぶやいた「裸踊り」は、TEDにおけるデレク・シヴァーズの講演「いかに社会運動を起こすか」。デレクは、たった3分で、情熱を持って社会運動の起こし方を語る。
  • 本気(2) 一秒たりともムダにしない。これが、「次の時代のハーバード」とも言われるTEDのエートスである。最初からトップギアに入り、そのまま疾走する。本気でやれば、たった3分でも、世界を変えることができる。
  • 本気(3) 人間の脳は、相手がどれくらい本気であるかということを察知する能力を持っている。TEDがこれだけ高い評価を受けているのも、そこに登場する人たちが、皆「本気」だからだろう。
  • 本気(4) 本気であるとは、つまり、そこに自分の蓄積してきたもの、出せるもののありったけを投入するということである。一気に駆け抜けて、言い訳をしない。そのような「本気」に対しては、誰でも敬意を払う。
  • 本気(5) 日本の悲劇は、指導層の間に、長らく「本気」が見られないことだろう。講演、挨拶でも、「本日はお日柄もよく」などで始まる愚にもつかない話が続き、一向に本題に入らない。一秒目からトップスピードのTEDと、いかにテンションが違うことか。
  • 本気(6) 新聞が若者に見捨てられているのは、紙面から「本気」が伝わって来ないからである。自分たちを安全圏において、気の利いたことを書いて偉そうにしている。安楽椅子のジジイのような態度に、若者たちは怒っている。そりゃあそうだ。若者たちは、これから、生きなければならないのだから。
  • 本気(7) 織田信長が、今川義元の大軍に攻め立てられて絶体絶命、その時に、「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。」と敦盛を舞い、熱田神宮に参拝して必勝を祈願し、打ち出ていった。その時の信長は本気だったろう。
  • 本気(8) 「平家物語」の壇ノ浦で、二位の尼が、幼い安徳天皇を抱いて、「浪のしたにも都のさぶらうぞ」と入水した時、彼女は本気だったろう。
  • 本気(9) 新聞記者がもし本気でジャーナリズムをやっていたら、自分の良心に照らして、合理性のない「記者クラブ」の制度など、自ら即刻廃止するだろう。少なくとも、その努力をするだろう。私にどうしても理解できないのは、彼らがそれをしないことだ。きっと、本気ではないのだろう。
  • 本気(10) もし、大学の関係者が、学問をできるだけ多くの人たちに伝えるということについて本気だったら、必死になってありとあらゆることをするだろう。大学の「公開講座」から伝わってくるのは、「とりあえずやってます」という弛緩した空気だけだ。
  • 本気(11) マイケル・サンデルの「白熱教室」、スティーヴ・ジョブズのプレゼン。これらに共通なのは、「本気」だということである。それに比べて、日本では、テンションが低く、やる気のない態度が蔓延していることか。
  • 本気(12) 日本に住んでいて一番頭に来るのは、本気で生きる気持ちもないやつらが、本気で何かをしようとしている人たちの足を引っ張ったり、揶揄したり、下らないことを押しつけたり、そういう光景があり過ぎるということ。
  • 本気(13) 一番悲しいことの一つは、「パブリックセクター」、すなわち公務員や、教育委員会といった人たちと話していて、「この人は本気だ」と思うことが、ほとんどないということ。パブリックセクターの人たちが、日本の「本気」度を下げているというのが肌で受け取る実感である。
  • 本気(14) テンションの低い人に、意味のない形式や、よくわからない段取りを押しつけられる。こっちは、事を荒立てまいと思うから、「はいはい」と聞いたフリをしているが、仕事が終わったら後ろを振り返らずに全速力で逃げ出す。記憶から、そのテンションの低さを消す。
  • 本気(15) 日本人はさあ、幕末もそうだったけど、いざとなったら、本気になれるんだよ。だけど、今の社会の、官僚たちや、マスメディアや、大学の先生たちの「ローテンション」に付き合っていたら、いつまで経っても本気になれないや。
  • 本気(16) 首相の記者会見なんかも、記者クラブがしきっているだけでなくて、質問の順番も、最初にNHKとか暗黙のうちに決まっているらしい。もし本気でジャーナリズムやってるなら、そんなもんかっとばしてばしばし質問すればいいだろう。
  • 本気(17) 日本も、段取りとか根回しとか、そんなかったるいことに付き合っている時代はそろそろ終わり。そろそろ、俺たちも本気(マジ)になろうぜ。俺たち、いざとなったら、なかなかやるもんだぜ。

上記、「本気(12)」に記述されている「日本に住んでいて一番頭に来るのは、本気で生きる気持ちもないやつらが、本気で何かをしようとしている人たちの足を引っ張ったり、揶揄したり、下らないことを押しつけたり、そういう光景があり過ぎるということ」は、テニス界に関わっていると本当に良くあることです。しかし、本気であれば、こうした雑音は聞こえなくなるはず!それこそ本気なんですから。

テニス界の関係者は「本気であるとは、つまり、そこに自分の蓄積してきたもの、出せるもののありったけを投入するということ」をもっと徹底して実践すべきではないでしょうかね。結果を気にしていては、何もできなくなりますよ!

【追記:2010年9月5日】
上記の茂木健一郎氏の連ツイ、「本気」が、「茂木健一郎 クオリア日記::連続ツイート 「本気」」として、ブログに公開されましたので改めてご紹介しておきます。

Firefox のメニューバーが消えた!再表示する方法とは・・・

公開できないような馬鹿げた理由で、普段利用している Firefox のメニューバーが消えてしまった・・・以前も同じことで悩んだ末、解決方法が解らず、再インストールした経験が。そしてまた・・・同じことを!(ボケてしまったかな、と大いに悩みましたが)

すると、この問題、簡単にメニューバーを再表示するようにすることができるんですね!「パソコントラブル解消の日々::Firefox3.6メニューバーが消える?―消えてしまったメニューバーを再表示させる方法」に詳細が書かれています。

Firefox3.6に関わらず全てそうなのですが、Firefox は画面上部の「表示(V)」→「ツールバー(T)」→「メニューバー(M)」と選択しチェックを外してしまうと、メニューバーが画面から消えてしまいます。こうなったら、いくら画面上で右クリックしたりしても無意味です。そうやって再表示する方法はありません。

では、Firefox の消えてしまったメニューバーを再表示させるにはどうすれば良いのか?答えは簡単です。キーボードの「Altキー」だけを押してみればいいのです。

メニューバーを消してしまい、今まさにその問題に直面して当サイト当記事をご覧の方はお試しください。また、問題に直面していない方は試しにやって欲しいと思います。一回でもやっていれば体が覚えますから。

これ以外の解決策としましては「セーフモードで設定を無効にして起動する」方法もありますが・・・・上記の方法が簡単なのは言うまでもありません。

感動!こうしたことをさらっと書けるようになりたいと心底思う今日この頃・・・