随分以前になりますが、「変化」を求めて一時的に外部のテニススクールでお世話になったことがあります。と表現するとちょっとかっこ良い感じがしますが、事実は、私個人が娘のテニスクラブでの練習を見たくて(娘の所属するテニスクラブでは平日の練習が見れない!)、平日の帰宅途中に立ち寄れる都内のテニスクラブを探し出した、というのが本当のことなのですが。
その時にお世話になっていたのが、宮地弘太郎コーチ。寡黙だと感じましたが、内に秘める闘志は凄まじい感じのする素晴らしいコーチでした。その宮地コーチが、随分と前に公開したブログの投稿記事、「宮地弘太郎オフィシャルブログ(テニス365)::技術課題」をいつも考えています。2006年の投稿記事ですが、いまだ公開されていますので、引用しておきましょう。
各国のテニススタイルとその育成方法だ。
まず、重点として;
- スペイン:同じところに100球打てるだけのストローク力と体力。
- フランス:戦術を重視し、得点パターンのバリエーション。
- アルゼンチン:1面で自由に行い、創造性を養う。
- スイス:横だけでなく、縦の動きでフィニッシュさせる技術習得。
- オーストラリア:ネットプレーを重視。
- ベルギー:とにかくスイングスピードを上げさせ、後ろからでもフィニッシュさせる技術習得。
- アメリカ:全てのショットをハードヒットさせる(打てる範囲内で)。
- ロシア:ストロークマシーンの育成
- 日本:残念ながら、確立してません。
こうみてみると、各国にグランドスラムで優勝する選手を輩出してるところばかりです。おのずと育成システムが確立してくるのは当然です。ストロークばかり目立ちますが、12歳までに全ての技術を習得する(試合で使える使えないは別として)ことは共通しているかと思います。そして、どこの国も一発で息の根をとめることが出来るストローク力を指導しています。
(中略)
まず、振られたときのバランス(どこからでも一発を狙えるだけの余裕がある)。そして、基本的にストローカーだが、明らかに日本人よりネットでのポイント獲得率が高い(ボレーで決めるときもあるが、アプローチショットのクオリテーの高さ)そこに違いがあるのかなと思います。
(中略)
これから日本は、世界のテニスを研究しつつも、独自の育成システムを確立していかなければならないと思います。
私は、実戦練習と、ブロック練習の繰り返しかなと思います。実戦練習で、本来人間に備わっている潜在能力を引き出すことができれば・・・じゃなきゃあんなロシア人は出てこないと思います。
要約してしまうと、テニス強豪国では、独自のテニススタイルがあって、その確立方法もシステム化され、実践されているが日本にはそうしたシステムが存在していない、と言うことになるのでしょうか。国別のテニススタイルには、反論もあるのでしょうけど、重要なことは、「日本には選手育成のための確立したシステムが無い」と言うことだと考えています。
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